加熱式たばこブロガー
加熱式たばこマガジン「モクログ」を運営。タバコについて書きはじめてかれこれ6年・・・日本では数少ない「加熱式たばこ」専門のブロガーとして執筆中です。禁煙が叫ばれる昨今ですが、タバコをこよなく愛する愛煙家の一人です。
ベプログ特派員のゲンキです、こんばんは!
この記事では、圧倒的なコスパでシェアを拡大している加熱式たばこ「グロー」について詳しく解説していきます。
グローを知らない人はもちろん、グローを使い始めたばかりの方も是非参考にしてください。
今日は、グロー発売前から加熱式たばこを専門に書いているブロガーが、グローの歴史や小ネタを中心にお届けしていきますので、グローについて超詳しくなっちゃってください!
グローとは、ブリティッシュアメリカンタバコ(BAT)から発売されている加熱式たばこデバイスのブランド名。
発売は2016年12月で宮城県の仙台で初めて発売されました。
今でこそ世界中で販売されているグローですが、日本が初だったそうですよ。
日本をgloお披露目の舞台に選んだのは、ライバルでもあるPM(世界1位)とJT(3位)が日本で加熱式デバイスを発売し、大ブームになっていたから。
こうして華々しく日本デビューを果たしたグローですが、2019年まではかなり苦しい展開でした。
まずは、発売当初から2022現在までのグローについて紹介していきます。
グローは発売された2016年は、アイコス、プルームが全く手に入らず、転売と互換機が全盛の時代。
社会問題にも発展しかけたことから、グローは発売にあたって厳しい転売対策をとったんです。
それは、仙台市内在住、もしくは仙台に勤務している人しか買えないというものです。
発売初日こそグローを巡って警察沙汰にもなりましたが、仙台近郊の人でないと専用タバコすら買えなかったため、転売価格も上昇せず大した盛り上がりにはなりませんでした。
参考までに当時の転売価格を紹介しておきます。
製品名 | 定価 | 転売価格 |
IQOS2.4 | 9,800円 | 18,000円~24,000円 |
PloomTECH | 4,000円 | 20,000円~25,000円 |
glo | 8,000円 | 12,000円~15,000円 |
定価が8,000円だったことに驚く方もいらっしゃるかもしれませんが、転売価格もアイコス、プルームと比べるとかなり低め。
これは、仮にデバイスを買えたとしても、肝心の専用タバコが買えないなど、厳しい規制のお陰と言えます。
※PloomTECHはバッテリーさえあればオンラインショップでたばこカプセルだけは買えた為、同じく福岡限定だったが値下がりすることはなかった。
キャンペーンの乱発
発売当時のグローは思うように売れ行きが伸びなかったことから、キャンペーンを乱発。いきなり安くなったり高くなったりを繰り返すだけでなく、どんどん価格は下がり最後は980円まで下落・・・定価がここまで意味をなさないのはグローぐらいでした。
プチ限定煽りでカラーモデルを量産
当時のグローは何かとつけて限定カラーを発売しており、3か月1回は限定カラーが発売される始末。最初は加熱式たばこブロガーとして現物を買ってレビューしなければ、と思っていましたが、途中でさすがに馬鹿らしくなって買うのを辞めたのを覚えています。
小手先のモデルチェンジ
後ほど紹介しますが、2019年までのグローも色々なモデルを発売してきましたが、見た目がちょっと変わっただけのモデルやほんのちょっと小さくなっただけの廉価版ばかりで、どれもあっという間に消えていきました。
これまで紹介したとおり、だいぶ苦しい状況が続いていたグローですが、ある製品の登場で光が見え始めます。
それこそが今もなおロングセラーを続ける「グロー・プロ」で、加熱式たばこ界では初となる2つの加熱モードを搭載、吸いごたえに難のあったグローですが、ブーストモードにより解消。
高級感のあるデザインに、2つの加熱モードを搭載、スマホ並みの大容量バッテリーを搭載したモデルで、2019年10月に発売されました。
このグロー・プロを更に進化させたのが、2022年現在の主力「グロー・ハイパー・シリーズ」です。
グロー・プロに手ごたえを感じたBATは、更に吸いごたえを改善するため、スリムスティックに変わる太めのスティックを開発。
その太めのスティック×グロー・プロ並みのスペックの機種こそ、グロー・ハイパーで、吸いごたえに不満のあったユーザーからかなりの高評価を得ることに。
しかも、もともと激安キャンペーンも健在で、「安いのに美味い」という評価を確立したのがこの頃です。
グロー・ハイパーの発売から3か月あまりで、3,980円から980円になりましたからね。
2020年頃の他社製品は、アイコスが10,000円前後、プルームエスが3,980円だったので、圧倒的に安かったため、アイコスは高いと感じていたユーザーをごっそり獲得していったんです。
グローは英語で「glo」と書きますが、これは言うまでもなく造語です。
まだグローが仙台で発売されたばかりの頃、カスタマーセンターに問い合わせて教えてもらいましたので紹介しておきます。
まさに加熱式たばこにピッタリなネーミングなので、グロー・ファンの方は是非覚えておいてください。
glow の意味
炎を上げずに燃える=火を使わないタバコにはピッタリ。
他にも、未知のガジェット化した喫煙具を手にしたときの、私たちのワクワクや驚きなど、そういった感情が見事に詰まった言葉ですよね。
glow の最後の一文字「w」はどこに行ってしまったのか?
これについてもちゃんと説明があり、「w」を波紋と捉えて、デバイスのロゴのまわりの波紋デザインで表現したんだとか。
なお、この波紋デザインは初代グローのみで、series2移行のモデルでは見かけなくなりました。
デザインのコンセプトや流行りはどんどん変わっていくものなので仕方ありませんが、こういった名前の由来を知っておくと、同じタバコも一味違った味わいを楽しめるのではないでしょうか。
グローは日本で発売されてから6年弱・・・これまで様々なデバイスが開発され投入されてきました。
私の主観ですが、コメント入りで各モデルを紹介させて頂きます。
シリーズ名 | 専用たばこ | 発売時期 | コメント |
glo | スリムサイズ | 2016年12月(終売) | 定価8,000円で販売されていた初代グロー、数量限定の限定モデルなども発売された。 |
glo series2 | スリムサイズ | 2018年8月(終売) | スペックは変わらずデザインのみの変更、デザインは良かったがカラバリを乱発したモデル。 |
glo series2 mini | スリムサイズ | 2018年12月(終売) | series2とそっくりの、数mm小さくなっただけでスペックは半分、価格は高いという超廉価版。 |
glo nano | スリムサイズ | 2019年10月(終売) | スペックはミニ程度、デザインを大幅変更。スペックの低さから需要は低かったモデル。 |
glo pro | スリムサイズ | 2019年10月 | 初のモード切替を搭載したハイスペック機。2022年現在も販売されているロングセラーモデル。 |
glo hyper | 太めのスティック | 2020年4月(終売) | 初の太めのスティックを採用したモデル、よりデザインが洗練されているglo hyper+にバトンタッチ。 |
glo hyper+ | 太めのスティック | 2021年1月 | モード切替×太めのスティック×激安価格でシェア拡大に寄与した主力モデル。 |
glo pro slim | スリムサイズ | 2021年9月 | 根強いプロ・ユーザーを対象とした新型モデル。バッテリーが小さくなった関係で使用本数は減ったが人気のモデル。 |
glo hyper+ UNIQUE | 太めのスティック | 2022年1月 | グロー初のカスタマイズ機能を搭載したモデル、カスタマイズの自由度が低いのが難点。 |
glo hyper X2 | 太めのスティック | 2022年7月 | グロー初のバレルデザイン採用のデザイン・モデル、発売延期中 |
専用たばこのラインアップからも、BATとしては太めのスティックの統一していきたいようですが、社員の方に話を聞いたところ、スリムサイズの専用タバコを使用しているユーザーは全体の半数弱を占めているそうで、継続せざるを得ない事情があります。
現在、同様の状況に陥っているのがアイコスで、既存のブレードあり用の専用たばこと、ブレードなし用の専用たばこを並行して製造・販売しなければならず、両社ともに難しい局面だと言えそうです。
グローは発売当初から360°加熱をウリにしてきましたが、他の加熱式たばことはどう違うのか?を紹介します。
グローもアイコスもプルームも、専用のたばこスティックをデバイスに挿して、その専用たばこを加熱、成分を気化させ発生した蒸気と一緒に吸うものです。
大きく違うのはその加熱方法で、まずはその違いから説明しておきます。
アイコス(ブレードあり) | たばこ葉を内側から加熱 |
アイコス(ブレードなし) | たばこ葉を内側から加熱(たばこ葉内の金属プレートを外側から加熱) |
グロー | たばこ葉を巻紙の外側から加熱 |
プルーム | たばこ葉を巻紙の外側から加熱 |
グローとプルームは、アイコスとは違って”たばこ葉”を巻紙の外側から加熱するタイプの加熱式たばこデバイスです。
そのため、グローやプルームの吸い殻は、巻紙が少し焦げたような色に変化。
紙ごと燃やす紙巻たばこにより近いとも言えます。
加熱技術は各社のテクノロジーの根幹でもあるため詳細は語れていませんが、味や吸いごたえなどに大きく影響しているのは言うまでもありません。
加熱温度は、味や吸いごたえ、臭いに大きく作用します。
高温で加熱すればするほど、たばこ葉の成分は気化するため味わいや吸いごたえはあがり、同時に臭いも強くなる傾向があります。
グロー・ハイパー・シリーズの加熱温度が他社製品と比べてどうなのか?
一覧にまとめましたので、まずはご覧ください。
グロー・ハイパー(通常モード) | 240度~250度 |
グロー・ハイパー(ブーストモード) | 260度~280度 |
アイコス・イルマ | 300度~350度 |
プルーム・エックス | 最大295度 |
アイコスが断トツに高温ですが、各社それを補う工夫がなされており、吸いごたえは甲乙つけがたいレベルに。
特にグローは最も長いスティックを使用しており、それを全体で加熱するため、瞬間的に加熱されているたばこ葉の面積がもっとも広い=もっとも多くのたばこ葉を加熱することから、少し温度は低くて抜群の吸いごたえを喫味を実現しています。
グローの強みと言えば、そのコスパの良さ。
ハッキリ言ってバッテリーを内蔵した電子ガジェットが買える値段ではない価格が1つ目のウリです。
加えて、喫煙者にとってもっとも財布にダメージを与える専用たばこも最安値を更新中。
この圧倒的な「価格戦略」がグロー最大の武器です。
グローが一気にシェアを伸ばした2020年、2021年は異常とも言える価格戦略で、かなりのユーザーを獲得しています。
2022年に入ってアイコス・イルマ・ワンの発売と、アイコスの値下げによって、ユーザーの伸びは鈍化しましたが、採算度外視のコスパは買わない理由をなくすのに十分。
2021年末の時点での各メーカーの希望小売価格を比較してみました。
製品名 | 希望小売価格 |
グロー・ハイパー・プラス | 480円 |
グロー・プロ・スリム | 2,480円 |
アイコス・イルマ | 9,980円 |
アイコス・イルマ・プライム | 12,980円 |
プルーム・エックス | 3,980円 |
言うまでもなく、グロー主力製品の「グロー・ハイパー・プラス」の価格が飛びぬけて安いですよね。
もちろん、その分多少はスペックダウン(急速充電未対応など)はありますが、3,000mAh前後のバッテリーを搭載し、あのデザイン、機能で480円は破格。
特にアイコスとの価格差は20分の1未満・・・不景気だったこともありシェアを伸ばすのは当然です。
グローの強みはデバイスが安いだけではありません。
たばこ代でもっともお金の掛かる部分、専用たばこも安いんです。
グローはこの専用たばこ面の開発も盛んで、価格面のみならずバリエーションも豊富。
デバイス | 専用たばこ | 販売価格 |
グロー・ハイパー専用 |
KENT |
500円 |
グロー・プロ専用 |
KENT |
500円 560円 |
アイコス・イルマ専用 |
TEREA |
580円 530円 |
アイコス3専用 |
Marlboro |
580円 530円 |
プルーム・エックス専用 |
Mevius |
570円 500円 |
各社ともに2つの価格帯の専用たばこを用意していますが、デバイスと同じく専用たばこでもアイコスの高さが際立ちします。
最安値はグローの290円のラッキーストライクで、20本換算しても480円ほどと激安。
しかも、これで美味いんだから凄いですよね。
グローは自社で持っている主力ブランドを全力投入しているのも特徴的で、BATの国内代表ブランドKENT、KOOL、LUCKYSTRIKEが加熱式でも発売されています。
グローのフレーバーの特徴として、王道系をメインにラインナップを揃えるアイコスに対して、当初はフルーツ系のフレーバーが充実していました。
ですが、近年はアイコスのシェアを奪取するべく、王道系のレギュラーやメンソールにも力を入れています。
また、主力がグロー・ハイパー・シリーズに移行していることから、スリムサイズのグロー・プロ専用フレーバーはかなり縮小。
グロー・プロ・ユーザーも多く抱えるBATとしては難しい舵取りですが、定番と売れ筋だけを残している、というのが実情です。
フレーバー名 | ブランド | 販売価格 | 特徴 |
ケント・ネオスティック・トゥルー・リッチ・タバコ | KENT | 500円 | 濃厚レギュラー |
ケント・ネオスティック・トゥルー・タバコ | KENT | 500円 | 奥深いレギュラー |
ケント・ネオスティック・トゥルー・リッチ・メンソール | KENT | 500円 | 濃厚メンソール |
ケント・ネオスティック・トゥルー・メンソール | KENT | 500円 | 爽快メンソール |
ケント・ネオスティック・トゥルー・ベリー・ブースト | KENT | 500円 | 芳醇ブルーベリー |
ネオ・フレスコ・メンソール・スティック | neo | 540円 | 爽やか北海道ミントメンソール |
ネオ・フリーズ・メンソール・ スティック | neo | 540円 | 北海道ミントをブレンド×冷涼カプセル |
ネオ・ブリリアント・ベリー・スティック | neo | 540円 | 福岡産のイチゴをブレンド×ベリーカプセル |
ネオ・トロピカル・スワール・スティック | neo | 540円 | 山梨産の桃をブレンド×トロピカルカプセル |
ネオ・パイナップル・ベリー・ミックス・スティック | neo | 540円 | パイナップル&ブルーベリーのWカプセル |
ネオ・メロン・シトリック・ミックス・スティック | neo | 540円 | メロン&シトラスのWカプセル |
ネオ・タバコ・オーク・スティック | neo | 540円 | 深い岐阜県加工の蜂蜜ブレンドのレギュラー |
ネオ・テラコッタ・タバコ・スティック | neo | 540円 | 岐阜県で加工の蜂蜜をブレンドしたレギュラー |
クール・エックス・ネオ・モヒート・ベリー・メンソール | KOOL X neo | 520円 | モヒートフレーバー×ベリーカプセル |
クール・エックス・ネオ・ベリー・ベリー・メンソール | KOOL X neo | 520円 | カシスフレーバー×ベリーカプセル |
クール・エックス・ネオ・マックス・メンソール | KOOL X neo | 520円 | ガツンとくるglo史上最強メンソールの冷涼感 |
クール・エックス・ネオ・フレッシュ・メンソール | KOOL X neo | 520円 | メンソールとたばこの程よいバランス感 |
ラッキー・ストライク・メンソール 12本入り | LUCKYSTRIKE | 300円 | 深みのあるメンソール |
ラッキー・ストライク・ベリー・メンソール 12本入り | LUCKYSTRIKE | 300円 | 深みのあるベリー |
ラッキー・ストライク・ダーク・タバコ 12本入り | LUCKYSTRIKE | 290円 | 深みのあるコク |
ラッキー・ストライク・リッチ・タバコ 12本入り | LUCKYSTRIKE | 290円 | なめらかなコク |
KENTで5種類、neoで8種類、KOOL、LUCKYSTRIKEがそれぞれ4種類づつの計21種類ものラインナップ。
得意のフレーバー系メンソールはもちろんですが、KOOLとLUCKYSTRIKEの投入により、王道のレギュラー、メンソールも充実しています。
フレーバー名 | ブランド | 販売価格 | 特徴 |
ケント・ネオスティック・リッチ・タバコ・エックス | KENT | 500円 | 深みのあるたばこ |
ケント・ネオスティック・ブライト・タバコ・J | KENT | 500円 | 香ばしいたばこ |
ケント・ネオスティック・ミント・ブースト・エックス | KENT | 500円 | なめらかメンソールにミントカプセル |
ケント・ネオスティック・スムース・フレッシュ・J | KENT | 500円 | なめらかメンソールにほんのりバニラ |
ケント・ネオスティック・インテンスリー・フレッシュ・J | KENT | 500円 | 強メンソール |
ケント・ネオスティック・ダーク・フレッシュ・J | KENT | 500円 | 凝縮したあブルーベリー風味 |
ケント・ネオ・スティック・ベリー・ブースト・J | KENT | 500円 | なめらかメンソールにベリーカプセル |
ケント・ネオ・スティック・シトラス・フレッシュ・J | KENT | 500円 | すっきりレモン風味 |
ネオ・ダーク・プラス・スティック・J | neo | 560円 | 濃厚で香ばしいたばこ |
ネオ・フレッシュ・プラス・スティック・J | neo | 560円 | 深みのあるメンソール |
ネオ・ブースト・ロイヤル・プラス・スティック・J | neo | 560円 | 凝縮したブルーベリー風味にベリーカプセル |
まだグロー・ハイパー・シリーズが発売される前までは、KENT、neo合わせてかなりの種類がありましたが、今ではどんどん終売となりKENTで8種類、neoで3種類の計11種類のみ。
スリムサイズなので吸いごたえは弱めですが、ライトなフレーバーを好む人の受け皿となっており、ラインナップこそ縮小していますが売れ行きは好調。
ただし、今後新商品が投入されるとは考えにくく、縮小の一途をたどると思われます。
グローは加熱式たばこデバイスであることから、一般的に言われている加熱式たばこのメリットを、当然ですが有しています。
加熱式たばこのメリットというのは、たばこ葉を燃やさないことから、燃焼の際に発生するタールと一酸化炭素がほとんど発生しないという点です。
たばこの三大悪には、タール、ニコチン、一酸化炭素の3つがありますが、健康面において最も有害とされているのはタールで、良く言われる発がん性物質のほとんどはタールに含まれています。
そのタールがほとんど発生しなくなったことから、各社は有害物質を9割前後削減している、と言っているわけです。
ただし、この9割というのは全ての成分ではなく、あくまでもWHOが最優先で削減すべきと指定する物質のこと。
タールや一酸化炭素がほとんど発生しなくなったとはいえ、ニコチンが含まれたタバコなのは間違いないので、ルールとマナーを守るのは必須です。
2021年グローを販売するBAT社の臨床試験によると、グローを継続利用すると禁煙したのと同程度の影響があることがわかっています。
研究ジャーナルのInternaland Emergency Medicineにて、「グローを継続利用した際のバイオマーカーの変化」の調査結果が掲載。
紙巻たばこからグロー製品に切り替えた場合を調査したもので、以下のような結果が得られたそうです。
臨床に仕様した各バイオメーカーの推移を、紙巻たばこを吸い続けた人、辞めた人、途中でグローに切り替えた人のようにグルーピングして継続調査したものです。
紙巻たばこからgloに切り替えた結果、途中でgloに切り替えた人は、紙巻たばこを完全にやめた人と同じようにバイオメーカーの値が減少したとの結果が出ています。
ただし、何度も書きますが、あくまでもニコチンを含有している「たばこ」なのは間違いありませんので、決して「無害」というわけではないということをお忘れなく。
グローのニコチン量は公式では0.46mg、紙巻たばこだと6mg相当と発表されています。
ただし、これはスリムサイズのグローのときの話なので、たばこ葉を3割増ししたハイパー・シリーズはもう少し含まれているのでは?と予想しています。
これらの情報は各社が自主的に公表していますが、加熱式たばこは、たばこ製品としての区分が紙巻たばことは違うため、実はまだ統一された計測方法が定まっていません。
よって、あくまでも目安程度に覚えておくと良いです。
イメージとしては、タールがほとんど発生しない6mgたばこ、みたいな感じでしょうか。
この記事ではグローについて、歴史や由来、特徴などをまとめましたがいかがでしたでしょうか。
実際にタバコを吸うだけなら知らなくても良い話ばかりだったかと思いますが、案外そういう小ネタを知っていると、普段のたばこも美味しく感じものだと私は思っています。
また、私の運営している「モクログ」では、今日紹介した話をそれぞれ詳しく解説したりしています。
気が向いたらモクログもどうぞ宜しくお願い致します。
それでは!