宣伝に力を入れていないのか、余り名前を見ないメーカーですが恐らくこの商品がフラグシップなんでしょうか。 味としてはウメミンツやガムの様な、良くも悪くも時代を感じる古めかしい梅味です。 梅味のリキッドは珍しいとは言えども、お世辞にも完成度が高いとは言えないケミ臭さが悪目立ちします。 高出力で炊くと風味よりも先にケミ臭さがより際立ってしまうのでRDAやSUBΩ運用は向かないリキッドです。 良くも悪くもキャッチーなライト層向けなリキッドかと。 今度の改良の期待も込めて評価は2よりの3で。

一口吸ったら間違いなくむせること請け合いの強メンソールリキッド。 慣れない内はサブΩの煙量で吸うことはオススメできません。 味としてはかなり純度の高いメンソールですね。殆ど癖を感じません。 単体では若干の甘みは感じますが、他のリキッドと合わせてしまえば全くわからないレベルです。 逆に言えば強めのメンソールが溢れかえる中、この商品を選ぶ理由は特に無いかなあ、とも感じます。販路が広いのはメリットですが。 単体で吸うのもよし、他のリキッドと合わせてメンソール感を足してよし。 他のリキッドとのマリアージュに十分期待できるリキッドです。

「奇跡の一作」とも称される、今やアニメ界で知らない人は居ないともされる「Steins;Gate」とのコラボ作。 厳密にはSteins;Gate 0 とのコラボになるんでしょうか？ そう考えるとパケの助手もアマデウスの方なんでしょうかね。ラボメンバッジもβ仕様ですし。 若干酸味を感じさせるようなフルーツ系の風味に甘み、後味に若干のメンソールで炭酸を表現してるんでしょうか。 かなり知的飲料感は高いと思います。 低抵抗値で吸うとフルーツの角が取れてよりまろやかな口当たりに。 本家飲料よりも飲み(吸い?)やすい気はしました。 余談ですがこの一本はちゃんと未来ガジェットナンバリングに含まれてるそうな。 折角そこまでやったのであればもう少し踏み込んだコラボにも期待したい所。 味としては概ね満足ですし美味しいんですがもう少し尖ったところが欲しかった気もします。 常喫したい！と思わせるようなリキッドではないかも。 ので、一つだけ星を落として4つ。 ラボメンの空気を味わいたい貴方に。

甘く、味の濃いリキッドが求められる昨今のリキッド界ですが、「甘くないのに旨い」リキッドとして一押ししたい一本。 是非Vapeに新しい刺激を求めているユーザーさんに。 紅茶の葉をそのまま燻して吸っているかのようなかなり香り高い紅茶のフレーバーを感じます。 そのまま二口三口、と吸い続けて行くと香りの奥からハニーの香りと甘みがじわじわと判別できるように。 ハニー系と言うと強烈な甘みを感じるのが世の常ですが、それを感じさせない、胸焼けしないのがこのリキッドの真骨頂だと思います。 ずっとチェーンしていても飽きない、まさに常喫にふさわしいリキッドです。 某ショップの店長さんの言葉を借りるのであれば、 「ベテランVaperさんにこそオススメ。」 VG100%なので爆煙ユーザーにも。

甘くないのに旨い、いつまでも吸っていられる、のはこのメーカーの共通点だと思います。 ジャスミンティーの芳醇な香りを強く感じますが、チェーンしていてもハーブの強さに気持ち悪さを感じないのは緑茶が入っているからでしょうか？ 後を引かないかなりすっきりとした印象を受けます。 これまでのスイーツ系リキッドとは一線を画するリキッドです。 吐いたミストも香水の様な香りなので味わいも相まって特に女性には人気があるんじゃないでしょうか。 日中のカフェを思い出すような、そんなおしゃれさんにオススメしたい一本。

甘み控えめ、味は濃厚。チェーンしても飽きないのは言わずもがな。 抹茶ラテを本当にそのままそっくり再現した味わいです。 まさに抹茶を飲んでいるような風味を堪能した後に、ほろ苦さを包むかのようなクリーミーな後味が残ります。 チェーンしているとミルクのクリーミーな甘みがじわじわと追いかけてくるのが面白いところ。 抹茶ラテを「吸っている」ような奇妙な感覚を味わえるかも知れません。 是非見かけたら味わっていただきたいリキッドの一つ。 ちょっとお高いカフェの贅沢の味がしました。

一番勢いと歴史があると言って良いでしょう、日本の老舗MKLabの今やフラグシップ商品。 霧流れちゃんをレビューしたので此方も。 霧流れと同じように、此方も非常に粘度が高く、RBA系での運用を推奨します。 どんなビルドでもしっかりと甘みを感じさせるのは流石の一言。 一口目に感じるのはやはりバニラの甘み。 しかし此方はすっとフルーツの味わいを残して消えていく様な、とても甘いのにすっきりしていると言う不思議な感覚を味わえます。 甘いのに、胸焼けしないと言うとても不思議な感覚。 此方もウィックが焼けるまでチェーンしてしまうこと請け合いです。 また霧流れ雨流れ共にとても濃いリキッドなので、他のリキッドとのマリアージュが十分期待出来るようです。 確かに個性を持ちながらも奥ゆかしいこのリキッドに合う使い方かな、と感じました。 これからの新定番、是非タンクからRBAへ、次のステップへ進んだ貴方に。

強メンソール系が溢れかえるリキッド市場ですが、颯爽と現れたNINJA。 言えることは凄まじく強く純粋なメンソールの一言です。 ここまで純度が高いメンソールはなかなか無いんじゃないでしょうか。 甘みを初めとした雑味をここまで排除している純メンソールはこれが一番だと思います。 割り材として他のリキッドとのマリアージュを期待してよし、 RDAでおもいっきり吸い込んで飛んで見るのもよし…余り推奨はしませんが。 純粋なメンソールをお探しならこれで決まりだと思います。

赤ぶどう酒やみかんメンソと最近変わり種を送り出しつつあるKAMIKAZEから現れた第三の刺客。 牛乳味と言うと若干抵抗がありますが、その実はナイトキャップに飲む砂糖入りのホットミルク、と言う印象を受けました。 若干の乳臭さは人を選ぶでしょうが、気に入れば常喫も視野に入る程よい甘さと風味です。 出力を上げるとより甘みが強調されます。牛乳らしさを楽しむなら低出力で。 逆にクリーミーな風味を楽しみたいなら高出力で。高出力であれば、他リキッドとのマリアージュも視野に入るかも知れません。 様々な可能性を感じた一本。是非お手元で試してみてください。

Vapeが日本に到来した初頭期から参入し、国産リキッドとしては老舗に当たるMKVapeから生まれたVG100%の爆煙向けシリーズ。 非常に粘度が高い為、RBA系での運用を推奨します。 まず一口吸った途端に感じる濃厚なバニラ臭。されど吐き出す時にふわりと薫るメロンがシンプルでありながらも単調さを感じさせません。 低出力であっても十分過ぎる煙量はVG100%が成せる業なのでしょうか、視覚的にも満足度は高めです。 これだけの濃厚さを保ちながら、後を引かない和の心、奥ゆかしさを感じさせる美味しさはついついウィックが焼けるまでチェーンしてしまうこと請け合いです。 MKLabのリキッドはこの一本が初めてでしたが、海外製に引けを取らない完成度に心底感服しました。 是非、お手元で試して頂きたい珠玉の一本。