既存の三光とは良い意味で別物。 あちらは『濃厚なアップルパイの中身』という感じですがこちらは『爽やかでジューシーな林檎をたっぷり乗せたアップルタルト』です。 酸味が強くさほど蜜が多くない林檎を火を通しすぎず、ジューシー感を残して仕上げました！という感じのメインフレーバーがとても美味しく、且つ クドくないので延々と吸ってしまいます。 既存の三光にはない生地感も相俟って正にアップルタルト。 バニラは今回は脇役に徹しています。 いつものKoiKoiシリーズと違って30w弱くらいの焚きすぎない感じで爽やかなアップル感を楽しんでいます。 これ、限定と言わずに定番化してほしいですね。 このまま手に入らなくなってしまうのはとても惜しいです。

KoiKoiシリーズの中で一番好き嫌いが別れるであろうという品です。 皮の渋みを感じるマーマレードのような甘みの少ないオレンジと主張のあるグラハムクッキーとそれらの下支えになるようなバニラ。 バニラ感は既存のシリーズの中で一番控えめ。 30w前後までだと8割オレンジでそこからワッテージ上げるにつれてバニラとクッキーが主張します。 かなりの高ワッテージでもオレンジの酸味が飛ばないのはスゴいです。 オレンジとバニラが合わさった時にふとフローラルに感じる香りもあり、酸味が強い中に花感が合わさると『こういうのが苦手な人いるかも』というクセがあります。 開封直後はケミカルな香りが立ちキツく感じられますが１日～数日でケミカルさは抜け吸いやすくなります。 気になる人はひと月ほどスティープした方がいいかも。 個人的にはクセになる美味さで突発的に吸いたくなるリキッドです。 吸っている時以上に部屋に残るクッキーの香りが主張するので家族やペットがいる方は気遣いをお忘れなく。

ショップで試飲した時に濃厚なあんこの甘さとどら焼きの生地感が凄いなと思い、寒い時期になったら購入しようと決めていたもの。 実際に購入して自分の手持ちで吸ってみたらなんだか火が通りきっていない小豆の臭みのようなものが出てしまって美味しく吸えず…。 甘さが濃そうな印象とPGVG比からデュアルコイルで低抵抗にセッティングし高めに焚いて探っていたのですが、結局は高抵抗のMTLにしたらあんこ感が出てきました。 生地感もあんこ感が上手く出せない時には出てきてくれません。 吸い方やエアフロー一つで表情が変わってしまう、難しいけれど面白いリキッドです。 甘過ぎず豆の皮の香りも含んだあんことほんのりバター感のあるどら焼きの生地感か上手く出せた時は本当に美味しいです。 定価が高めなのが気になるところですが、この商品が発売された頃の平均価格だったのかもしれませんね。

リキッド自体はクッキーのような香ばしい生地感のある香りに占められていますが、焚くとスイカズラの甘酸っぱさのある花の香りと青リンゴジュースのさっぱりした酸味を合わせたような香りのあとからタルト生地のような香りが追いかけてきます。 蜜のような甘さがありますが、全体的に味より香りを楽しむものなのかもしれません。 キーライムクッキーのような、アメリカのホームメイドスイーツ特有のリキッドです。 私は元々スイカズラの香りが好きだったのでだいたい予想通りの感じだったのですが、スイカズラを知らない人にはなかなか馴染めないかもしれません。 花の香りと言えど芳香剤のような香りではなくハーブ系の花の香りです。 セール価格で購入したのですが、似たものが他に無さそうなのとまったり楽しめるところが気に入りました。 手持ちを使い切ったらまた欲しいなと思いました。

出力18wのPodタイプのもので使いました。 舌に当たるミストはほんのりミルク感のある薄いチョコレートかキャラメルのような微量な甘味。 深みやコクはほとんど感じられず。 鼻からも口からも『例のアーモンドチョコレートの中にあるアーモンド』の香ばしさ（否、おつまみ的な塩味のアーモンドの風味）が感じられ、求めていたしっかりとしたナッツ感を得られました。 また、ナッツ類独特のえぐ味のような渋味のようなテイストも感じられたのでここを苦手に感じる人もいるかもしれません。 高出力で焚いたらまた全然違う印象になるのかもしれません。 コーヒー味のリキッドに足したり色々と楽しめそうです。

18w出力のPodタイプの機種を使用しています。 Pod向けのリキッドということで期待して購入しました。 焙煎コーヒー味との表記あり、甘さをうたうカフェオレ味が別途用意されていることからブラックとまではいかないまでもそれなりにビターなコーヒー味を期待していましたが… ショートサイズの缶コーヒー程度の甘さとミルク感があります。微糖よりもう少し甘い。 謳い文句どおり味の出方がしっかりしており吸い込んだ時のミストの甘さを吐ききった後に舌に残る苦味があります。 また、鼻から抜ける香りに焙煎した豆の表現が出ているのですが煎った珈琲豆というよりは機械的な何かを熱して焦がしたような独特なクセが感じられました。 また、バニラかキャラメルのような香料が甘みを演出しているのですが同時に『ドン○○ーテの売り場でこういう匂いする場所あるなぁ』という印象が拭えず、些か安っぽく感じる面もあり。 低出力でも味がしっかり！ということとビターなコーヒーを期待すると違うかも、という箇所以外はそれぞれの好みなのかなぁ と感じました。