他の方も仰ってますが、薬局で買えるケンエーのグリセリンはとても便利です。ほのかな甘みと、さらさらとした濃度は自作ベースとしてと使いやすいです。そのまま吸うとちょっと水っぽい感じがします。 この手のグリセリンは量が多いため、使い切るまでかなりの日数がかかるのが普通です。冷蔵庫に入れるなどして鮮度を保ちましょう。また、ちょっと開ける頻度が多い場合はカビ臭くなりがちなので、使いきれる人は大容量、使い切れないかな…という人は小さめのサイズを選ぶのが無難かもしれません。 私の場合、ビルドしたアトマイザーを試すのに使用していました。ある意味リファレンスリキッドです。コットンやステンレスウィックにちょんと垂らし、味見。味や上記の出具合を確認したら、お気に入りをリキチャしてもあまり味が変わりませんのでお勧めです。

私のリファレンスリキッドはこのファンタジーグリセリンです。購入したアトマイザーはビルドした後、必ずこのグリセリンで試飲します。味の出るアトマイザー、ビルドはグリセリンの甘みを引き出してくれます。 ビルドして何のリキッドを入れようか…と悩む方がいらっしゃることと思いますが、ファンタジーグリセリンをコイルに垂らして満足のいくまで試飲。そして常飲リキッドをチャージというのがニューアトマイザーの通過儀礼になっています。 このファンタジーグリセリンはケンエーと比較して非常に甘みの強く、その粘度は段違いです。とにかくかたいです。そのまま吸う方、ベースでVG最大にしたい方はアトマイザーを選びますので注意しましょう。供給の良いアトマイザー、RDAでないと盛大にドライヒットします。 そのまま吸って良し、割って吸っても良し、自作ベースにも良し。

様々な環境でこのWAKONDAを試し、美味しく吸うためにいろいろなセッティングを試しました。難しいリキッドだと言われる方もいらっしゃいます。アトマイザーやビルド、抵抗値、その環境によって様々な顔を見せてくれる懐の深いリキッドで、それが難しいと表現されるのだと思います。環境で大きく味が変わり、またスティープの仕方にも気をつけないとすぐに酸化してしまい、酸味がでてきますので注意が必要です。コーヒー、バニラよりタバコを前面に出したい方は、一度開封したリキッドをすぐに閉めてスティープすると酸味が抑えられます。振ったり、大気開放してしまうと酸味が出てしまいます。個人的には開封直後の新鮮な状態が好みです。 洋酒感とコーヒー、バニラ、そしてタバコが絶妙にも絡み合う領域を目標にRDAはimmo V3、immo plus、RTAはkayfun V4、ATAMAN2、クリアロはsiloをメインで使用しています。いずれもカンタル1.3〜1.5Ω、ニッケルは0.3Ω、チタンは0.25Ω、シングルの非マイクロコイルでビルドしています(siloはshark0.3Ωニッケルコイル) 。GENESISも美味しいのですがビルドが未熟なのかどうしてもタバコフレーバーが強く出すぎてしまい常用はしていません。また、タバコを強く出したい場合は、サブオーム領域で安定した味が出ますが、コーヒーや洋酒感は引っ込んでしまいます。 このリキッドはクリアロでもRDAでもRTAでも美味しく吸え、またビルドが環境によって微調整ができるリキッドです。『あんまり美味しくないな…』と思っても諦めず、別の機材で試すのも手かもしれません。 最後に…WAKONDA最高だぜ！