ミストと一緒にドリップチップも同時に吸引してしまう事故が発生。防ぐためには？

ミストと同時に「ドリップチップ」を吸いこんでしまうという、想像しただけでも恐ろしい事故が海外で発生しました。
ドリップチップをミストと一緒に吸い込んでしまうと、一体どうなってしまうのでしょうか。予め防ぐ方法はあるのでしょうか。

この記事の内容

● 想像しただけでも恐ろしい…ドリップチップの誤嚥事故

● どうしてこのような事故が起こってしまったのか？

● 「正しい吸い方」「ドリップチップの選び方」「メンテンナンス方法」

ドリップチップをミストと同時に吸引してしまった事故

実際にイギリスで起こった事故です。ベイパーとしては身の毛もよだつ内容です。この誤嚥事故は子供が誤って飲み込んでしまった事故ではありません。成人の男性ベイパーがミストを吸い込んだと同時に、ドリップチップも吸いこんでしまいました。

吸い込んだ瞬間、「まず呼吸が出来なくなり、パニックに陥った」そうです。

男性はすぐに病院へ運ばれ、緊急手術でドリップチップを除去し、一命を取り留めました。幸い吸い込んでしまったドリップチップは肺には入らず、気管に留まっておりました。肺に入ってしまった場合は、命を落としていたそうです。

ドリップチップとは？

電子タバコ（VAPE）のパーツです。基本的に取り外しが可能な吸い口です。ドリップチップは付け替えることができ、個性を出すカスタムパーツでもあります。
　

▲大きさ・素材・形が違う様々なドリップチップが世界中でリリースされています。

出典：SMOK®

使用していた機種は「SMOK Osub 80W Baby Kit」というスタンダードなスターターキットです。ドリップチップのサイズも大型で、ミストと同時に吸い込んでしまうとは到底思えないタイプです。しかし、今回このような事故が起こりました。恐らく原因は以下のポイントだと思われます。

・ドリップチップがしっかりと固定されていなかった。
・Oリングが破損していて、ドリップトップが外れやすくなっていた。
・ドリップチップではなく、アトマイザーを咥えていた。

稀な事故かもしれませんが、ベイパーは他人事ではありません。もちろんSMOK Osub 80W Baby Kit以外でも十分起こりうる事故です。

「正しい吸い方でVAPEを楽しむ」
「装着状態をしっかり確認する」
「ドリップチップの定期的なチェック」

この「3点」を守れば、ドリップチップの誤嚥は確実に防ぐことができます。

しっかりとドリップチップを咥えて（唇を当てて）吸います。この吸い方を守っていれば、ドリップチップが外れて口の中に入ってくることは絶対にありません。また、近年ブームとなった極端に小さいドリップチップは、特に気を付けましょう。

まずドリップチップがアトマイザーにしっかりと装着されているか確認しましょう。確認する点は一つです。「緩くないか」を確認してください。簡単にポロっと抜けてしまう場合は危険です。また、Oリングにリキッドが付着している場合はドリップチップが外れやすくなる場合があります。

ドリップチップにはアトマイザーへ装着するために、Oリング（黒い輪っかのゴムです）を使用している場合が多いです。このOリングは長年使用していると劣化します。そのため「Oリングが破れていないか」「摩耗していないか」を定期的にチェックしましょう。

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