ヴェポライザーとは？〜タバコ代が1/4になる理由と、加熱式タバコやベイプとの違い
毎年恒例のように行われるたばこ税増税に伴う、価格上昇。「もうついていけない！」と不満を抱いている喫煙者は多いはず。そこで注目を集めているのが、好きな銘柄を変わらず吸い続けることができ、タバコ代を1/4にまで圧縮することが可能な「ヴェポライザー」です！
ヴェポライザーとは？
タバコ葉に火を付けて煙を発生させ、タバコ葉に含まれるニコチンを吸い込むのが、通常の紙巻きタバコ。ただタバコ葉自体は約200℃以上に熱すれば、葉に含まれるニコチンは気化して、吸うことができるようになります。
そこで内部の炉（チャンバー）にシャグ（手巻きタバコ用葉）や、ハサミなどでカットした紙巻きタバコを入れて、電気的に加熱、ニコチンを吸引できるようにしたデバイスが「ヴェポライザー」です。
タバコ代が1/4以下になる理由
ヴェポライザーは、1回につき必要なのは、紙巻きタバコ1本の1/4量程度のタバコ葉。それくらいの量で、満足いく一服が可能です。
これがタバコ代1/4になる理由です。
- 紙巻きタバコ580円銘柄（１日１箱換算）で1ヶ月（30日）：17,400円
- ヴェポライザー 580円銘柄（1/4カットで使用）：4,350円
差額：マイナス13,050円
さらにシャグを使用してタバコ葉の詰め具合も調整すると、さらなるコストダウンにつながります。
加熱式タバコやベイプとどう違う？
いわゆる”電子タバコ”類とは、どう違うのでしょうか。
「アイコス」（フィリップ モリス ジャパン）「グロー」（BAT）「プルーム」（JT）などの加熱式タバコとヴェポライザーは、火を使わずに加熱して気化したニコチンを吸うという構造は同じ。専用スティックを使用しない、自由な加熱式タバコと言えます。
ベイプは、国内でニコチンリキッドの流通が禁止されているので、ノンニコチンで楽しむデバイスです。
ヴェポライザーのメリット・デメリット
コストダウン以外のメリットには、喫味の強さがあります。温度設定やシャグにもよりますが、紙巻きタバコ並みの強力なスロートキックも味わえます。電子タバコ系でもっともガツンとしたタバコ感を感じられるのがヴェポライザーなのです。
それでいて紙巻きタバコに比べ、加熱式タバコと同レベルで、タール量が9割方削減されます。カーテンなど、部屋を汚すこともありません。
ニオイ面も加熱式タバコと同レベル。専用スティックに含まれている添加物がない分、タバコ臭さが気になりにくいのが特徴です。使用後のタバコ葉は、火を使っていないので、安全に捨てることができます。
デメリットは面倒さ。電子デバイスなので、充電の必要があること、機種により頻度は変わりますが、汚れたらパーツのクリーニングは必要不可欠です。
ヴェポライザーの使い方と使用上の注意
STEP01■デバイスを充電後、ヴェポライザー本体内のチャンバーに、シガーカッターやハサミでカットしたタバコ、もしくはシャグを詰めます。
STEP02■電源を入れ、好みの加熱温度を設定します。デバイスにもよりますが、170〜240℃の範囲で選択できます。温度が高いほど喫味は強くなり、低いほどマイルドになります。基本は200℃。そこから好みで上下していくのが良いでしょう。
STEP03■加熱を開始し、完了したら喫煙が可能です。最初は蒸気が熱いので弱めに吸い込むのがポイント。思ったよりもパンチのある喫味に驚くはずです。
STEP04■使用後は、タバコ葉を灰皿などに捨てます。その後、汚れが蓄積している場合は、クリーニングを行います。
【注意】
チャンバーを含めた周辺は高温になりますので、やけどに注意しましょう。使用後は本体を冷ましたあとに操作するのが基本です。
ベイプとは違い、ニコチン入りの蒸気を吸うので、吸い過ぎにならないよう注意が必要です。
シャグについて
ヴェポライザーの醍醐味を味わうなら、シャグを使うのがおすすめです。なぜなら紙巻きタバコをカットした場合は、燃焼促進剤などを含んだ巻紙もまた、同時に加熱してしまい、味に影響する可能性があるからです。
シャグは紙で巻く以前の刻んだ葉のみの状態なので、シャグを使えば紙の味を感じることはありません。燃焼するよりも、自然な農作物感のあるタバコ葉本来の風味を味わうことができます。
購入は少し大きめのタバコ店で。シャグの有名ブランドには、安価でおいしい「チェ」、フレーバーラインナップが充実している「コルツ」、JT謹製の「アンバーリーフ」、紙巻きタバコで人気の「キャメル」、アメスピこと「アメリカンスピリット」などがあります。
ヴェポライザー購入時の注意点
バッテリーを使用する電子機器なので、信頼できるメーカーの製品のものを選びましょう。実店舗、ネットショップともに、故障の可能性もあるので、サポートが充実しているお店がおすすめです。
ヴェポライザー最新トレンドBEST3
王道中の王道、これさえ買っておけば間違いない WEECKE「C-VAPOR4.0」
ヴェポライザー国内販売数のトップを記録し続けている、定番機種がWEECKE（ウィーキー）「C-VAPOR4.0（シーベイパー4.0）」（53×26×100mm/バッテリー容量：3000mAh）。人気機種の最新版で、ヴェポライザー初心者なら、これを買っておけば間違いありません。
160〜240℃の幅広い温度設定が可能で、汚れの付きにくい多孔質セラミックフィルターを採用し、雑味のない味を楽しむことができます。LEDで加熱温度、現在温度、残り時間が把握できるのも便利。7種の保護回路内蔵で、安心感も高めです。
4色のカラーバリエーション（ジェットブラック/ナイトネイビー/フルブラック/ガンメタル）があり、本体をひっくり返して振って使用後のシャグをポンと気持ちよく出す、いわゆるシャグポンの成功率も高い機種です。
水パイプ機能でシーシャ気分を味わえる
CSVK「DM-PAX」
水パイプ用ガラスピースを使用し、ポコポコとした音を感じながら手軽にシーシャ体験ができるバブラー機能付きのCSVK「DM-PAX」（49.5×23×113mm/バッテリー容量：2000mAh）。水効果で雑味を大幅に低減し、直接深呼吸のように肺に蒸気を入れるDL向きのふんわりとしたマイルドなタバコ味を実現します。もちろん通常のガラスノズルでも使用可能。
180〜255℃と、高めの温度設定が可能になっており、紙巻きタバコをカットするための専用タバコカッター（シガーカッター）も付属。カラーバリエーション（ゴールド/ガンメタル/シルバー/ブラック）は4色展開。大げさな準備無しで、流行のシーシャ体験ができます。
ライターであぶって吸うアナログ・ヴェポライザー
「The Hippie Pipe X」
まさに新発想、バッテリーを搭載せずにライターであぶって加熱して吸う、電力を使わないアナログ・ヴェポライザーが、The HIPPIE（ザ ヒッピー）」による「The Hippie Pipe X（ヒッピーパイプ エックス）」（49.5×23×113mm）です。
吸い口部分を押し下げると先端から出てくるチャンバーに、シャグを詰めて、Xのロゴ部分をジェットライターなどの火力の強いライターであぶって3秒ほど加熱。白い蒸気がふいっと立ち上ったら吸うチャンス。直火感のある、紙巻きタバコに近い焦げたフィールが味わえます。
カラバリは、ブラウンローズウッド、エボニーブラックウッドの2色展開で、キャンプなどのアウトドアにも似合う佇まい。火であぶる行為も、何ともいえない原始なムードを醸し出して、魅力的です。
