個人的にKoiKoiの5種類の中で三光とこの花見は癖のなさ故に別カテゴリだと思っている。 味のなかで飛び抜けて強い主張をするフレーバーがなく、セッティングで大きく印象が変わるという特徴がある。 オレンジを主体にフルーツとスイーツの境目を行き来するこのリキッドは、いい意味でMKLabらしさがない。高出力の温かいミストでスイーツ系の味に寄せたほうが好みだった。

構造としてはDotRDAの焼き直しに近く、ビルドもほぼ同様か少し難しい程度である。 味は可もなく不可もなく、エアフローはスムーズだとあまり感じない。 このRDAの良い点はメッシュコイルのデュアルが組めるというデッキ構成にある。 ビルドの幅は広いがバーチカルはウェルの形状からして実用的でなく、メッシュかスペースドコイルが使いやすい。

独特の見た目ではあるが、他のRDAにはない特徴とも捉えられる。 18mmで可変ドローという強みはあるがあくまでもそれだけ。 RDAにおいては現行のMTL最有力といって問題なさそう。

蜂蜜味が強すぎて、レモンは一切感じない。蜂蜜は元々得意ではなかったがこのリキッドで更に嫌いになった。

試飲の感想。かなり癖の強いリキッドだと思う。 ミルク感の強いミルクティーに主張の強い桜が合わさっている。 紅茶はあくまでも下地で、味の殆どは上記2つで構成されているので合わない人にはとことん合わない。

試飲の感想。パッションフルーツそのものに弱めの清涼剤で夏場に良いリキッドだと思う。 パッションフルーツの再現度も文句なし。

悪くないを地で行くアトマ。当時は革命的だったのだろう。 Vandyを始めとした最近のマスプロ品が高品質になっている状況を考えると、他の選択肢はいくらでもある。ベロシティデッキも目新しくない。

色々なセッティングを試したが、甘いリキッドに特化したアトマだと思う。 特筆すべき点はビルドの簡単さとエアフローの構造。 一方で可変エアフローの弊害かエアの流れがスムーズでなく、味にバラつきが出てしまう。 MTLよりは重めのDLとして使うほうがストレスがない。

再現度の高いライチをベースにレモンの香りと若干強い清涼剤を感じる。 ライチそのままの味とレモンの酸味のなさが気になる人は居るだろうが、私は気にならなかった。夏場に吸いたくなる良いリキッドだと思う。 一方で昨今のリキッド事情を考えると30mlでこの値段は少し厳しい。