リキッドを開封するとスーッと広がる白ぶどうの香り。 ミストを吸い込むと清涼飲料のアロエジュースを思わせる 爽やかなフレーバーが口の中に広がります。 国産メーカーが調香したリキッドというだけあって、 安心感というか口に馴染むというか、 輪郭のはっきりしたシンプルでわかりやすいフレーバーは 吸っていて心地良く飽きが来ません。 メンソールは控え目なので直肺で吸っても全く問題無し。 冷たいミストを肺一杯に吸い込めば気分もリフレッシュ。 茹だるような暑い日には持って来いの一本ですね。

このGypsy Brunesはフランスタバコをイメージしたリキッドで、 メーカーの紹介ページを見たところジタンが挙がっていました。 確かに、吸ってみると葉を発酵させた黒タバコ特有の香りを感じます。 あとスモーキーなフレーバーと程良い苦味。 正直なところリアタバに比べると香りの強さは控え目で、 人によっては物足りないと感じる人もいるかもしれませんが、 私には程良く癖のある黒タバコが味わえて吸いやすかったです。 そして、このリキッドが真価を発揮するのはニコチンを加えてから。 暫く寝かせた後の吸いごたえは、もうタバコと言って差し支えないフレーバーです。

まず最初に感じるのはグァバ、トロピカルフルーツらしい甘く艶のある芳香の裏で控え目にピーチが香ります。 VG多めの配合でミストはシルキー。モクモク吹かすと水々しいフルーツのフレーバーが楽しめます。 最初からしっかり香りがのっているので開封直後でも美味しくいただけるのは嬉しい限り。 フレーバーは生のフルーツというよりもキャンディーに近い印象を受けました。 ただ甘ったるい感じやクドさはないので、これなら一日中プカプカと吸えてしまいます。

ミストは、まず最初に力強いバーボンの香り、 徐々にキャラメルや煎ったナッツが感じられ、最後にバニラがフワッと香ります。 甘さはしっかり出ているので吸いごたえ十分。 それぞれのフレーバーが非常に濃厚で、 開封直後は人によってキツいと感じるかも知れません。 個人的には2週間程スティープさせると全体的にまろやかになって吸いやすくなる印象があります。

キーンと喉につき刺さる刺激が実に爽快。 雑味のないクリアなメンソールから始まり、 吸い終わる頃にほのかにミントが香って微かな甘みを感じます。 ストレートで吸っていても飽きが来ないクリアなメンソールですが、 他のリキッドと割っても美味しく吸えてオススメです。

バニラカスタードがふんわり香るデザート系リキッド。 ミストを吐き終わると優しい香ばしさが残ります。 パンチのあるフレーバーではありませんが、フレーバーと甘さのバランスが絶妙で一日中吸ってても飽きません。 開封直後より、スティープさせてから吸われることをオススメします。

メインのフレーバーは甘味の強いバナナ、その裏でブルーベリーが爽やかに香ります。 フレッシュな果実の香りというよりかは、 ソフトキャンディやバブルガム的な香りに近いです。 フレーバーはしっかり出ていて、スティープしなくても開封直後から美味しく吸えました。 吸った瞬間にガツンと香るようなリキッドではなく、 優しく豊かに広がるフレーバーで一日中吸っていても飽きません。

メインのキウイは生のフルーツや果汁100%ジュースのような濃厚さはありませんが、 清涼飲料水のようにさっぱりとした口当たりで、実に爽やか。 ハズレのフルーツ系リキッドにありがちな青臭さやツンとした酸味は一切なく、 吐き切る時にほんのり控え目にバニラカスタードが香って、まろやかな後味。 全くクセがありません。

フレーバーはお菓子のマンデルンに似ていて、 砂糖を纏った香ばしいナッツをカリッとかじった時の印象そのもの。 最後にほんのりクリームが香ってまろやかな後味。 お菓子と一緒で「この一口でやめておこう」と思っていても ついつい「もう一口…」「あと一口…」とパフボタンを押す指が止められません。

Misty Draw-霧流れ-と同様、ミストの濃さが素晴らしいです。 フレーバーも然ることながら、このモクモク具合は吸っていて実に楽しい。 バニラやバターを思わせる存在感のあるクリームの香りに 個性的なドラゴンフルーツのフレーバーがプラスされ、 コクがあるんですがあっさりと仕上がっています。 開封直後からスグに吸いたくなると思うんですが、 騙されたと思ってスティープしてみてください。 ニコリキユーザーさんはニコチンの追加も忘れずに。 一ヶ月後、きっと幸せになれます(*´﹃｀*)ｳﾏｰ!