開封直後。 香りはアルコール感が強い。 ウィックに馴染んだあとはまずエンドにバニラ。従来のkoikoiみたいにどぎつい香りはなく、クリーミー。 それからトップにカフェモカ。まだ薄いがコーヒーとカカオ感は確かにある。 まだこの三光にまとまりはないが、スティープ後に大きな期待。

本家で買うとスティープいらずな印象。 香りにチョコ感はあまり覚えないが、 適当に注いで適当に吸って吐くだけでそれはもう全粒粉ビスケットにチョコファッジ。 うますぎてスティープが終わる前になくなる。 マシュマロが引っ込んでいるのはノンスティープのせいだろうか。 マシュマロだいだいだーいすき！って人はそんなにいないと思うので、ささいな問題なんじゃないかな。

初めは薄味。タバコ感も薄い。 コツコツスティープに励んだ5ヶ月後にはGVCにも並ぶカスタードに。 GVCよりコッテリした甘さとバニラは控えめ。そして少しのタバコ感もあり、カスタードの息が多幸感に染まる。 スティープが1ヶ月で済めば五つ星余裕。

外国産イチゴフレーバーにありがちだが、これもまた臭い。 スティープ前後も変わらずにイチゴは隠れ、バニラもどこかへいき、タバコにいたっては暴虐的なオリエンタル雑貨屋感を演出。 いちごみるくアメなどを期待すると間違いなく肩透かしを喰らう。 テイスティング必須。

エンドノートがカビ臭い。 RDAで吸うとカビ臭さは感じないものの、味がぼやける。 クリアロだとそこそこ美味しく吸えるが大してキャラ立ちしていない普通のリキッド。 香りはフルーツミックスの炭酸ドリンクのよう。

ノンスティープ推奨。 初めはニッキと黒蜜。 次の日はシナモンと黒糖。 その次の日はコーヒーが顔を出して、 吸い切る頃にはハチミツコーヒータバコ。 常飲はしないが、忘れた頃に訪れる渇望感。 タンクは味の変化が楽しみやすく尚おすすめ。

タバコにコーヒーが手放せなかった方は是非。 ロットによっては始めのリキュール感が強いものがあるが、それが抜けると人気も納得の味に。 中途半端にスティープするとコーヒー感が薄れてしまうが、そこからさらに育てると、自家製コーヒー牛乳のような深い香りに。それもまたタバコフレーバーと相性がいい。 一度は試してみてほしい、リキッドの真骨頂。