クリーミーで素直に甘いカスタードではなく、最初に入ってくる独特な香りが面白いです。 リキッドの臭いはチョコレートとカスタードっぽいのですが、吸ってみるとカラメルとチョコのニュアンスが強い。 吸った瞬間に口に当たる香りが妙に独特で、アルコールというかなにかのお酒のよう香りがする気がします。 カスタード感は主に吐いた時にもったりと感じることができ、入りのキレの有る苦味や香りに対して非常にクリーミーで丸い味わいが出て行きます。いろいろな味を隠し味に含んだ高級なクリーム風味で、超絶濃厚というわけではないけど、上品でほっこりします。 かなりアクの強い不思議なリキッドだと思いました。

開封してすぐの時の強烈さは格別。チョコレート（ココア）とコーヒー、キャラメルの混ざった香りはかなりのクオリティだと思います。 対して甘さや後味はかなり控えめ。キャラメルとクリームっぽさのある甘みがほんのり口に残りすっと消えていきます。 シナモンのような雰囲気も感じ、スタバでトッピングをかけまくったような味です。 上品で吸いやすい反面、個人的にはもっとクリーム感やチョコ感が口に残ってもいいかな、と感じました。

濃いめのフルーツミックスです。 様々な甘みが混ざっていますが、スイカとイチゴが強い気がします。 ただ日本人的な観点なのか、スイカとイチゴの組合せはかなり芳香剤的で、かつ吸う人によってはかなりエグく、生臭い気がします。自分はちょっとダメでした……。

クセがなく美味しいです。主にチョコとバニラがその基盤になっており、奥にコーヒーのような香りがするかも？という程度。後味はバニラが強く、主にこのバニラクリームを連想する後味が後を引く要因となっています。 それぞれの味が別々に存在するのではなく、一つの塊として存在するように調和されており、その境界は曖昧。どこからがチョコでどこからがバニラか、何とも言えない味です。 ただ甘いだけかと思えば引き際にコクがあり、口の中に残るバニラクリーム、 物足りないようで必要十分の絶妙なブレンドであることは間違いないと思います。これをコーヒーリキッドと言えるかは微妙かも知れませんが。 外国のおいしいチョコバー、ロングセラーのチョコドリンク、そんな手軽でありながら長い間愛されているお菓子のような安定感とまとまりのよさを感じるリキッドです。

おもしれぇー！というのが最初の印象。 まずは明確にオレンジ、ガムとか安いジュースのようなオレンジ感です。 クセはないですが、その代わり吸った瞬間はなんか物足りないなと思います。 しかし何度か吸ってみると徐々にオレンジの皮のようなリアルな渋み、それから恐らくブドウのような後味が口の中に現れて、抜けていきます。 シンプルな味に見せかけて、実は非常に複雑で、吸えば吸うほどその世界の深さに驚かされます。 催眠的な魅力があるリキッドです。

ベースは青リンゴ。どこかサイダーやコーラみたいな爽快感があります。 リアルなアップルではなく、アメリカのグミのような派手でカラフルな色味を想像する味。香水や芳香剤に近いレベルで香りが強く、最初はぶっちゃけ咽せるほどの香りに驚きました。 ケミカルチックな香りなのに、吸えないほど臭くもなく、パンチと味のバランスもすごくいい。 嫌いな人は絶対いると思える味なのですが、なんでこんなにまた吸いたくなるのか不思議、派手な色のグミやケミカルなアップルキャンディー、口の中を跳ね回る尖ったアップルです。

バナナとベリーかと思います。 見た目のインパクトや味の理念は好きなのですが、どこか臭いです。 とにかくバナナの臭さや甘みエグいのでどうも自分には合わないみたいです。 バナナジュースのようなジューシーさとも言えないし、ベリーもなかなか感じないのでなんともいえないリキッドでした。

フルーツミックスでオレンジのような酸味が少し強い味です。まとまりがよく人気が高いのも頷けます。 自分が感じたのは粉っぽい印象。 パウダーっぽさ、ラムネを口で溶かしているときのような感覚です。 どこか懐かしいフルーツミックスの甘みと相まって自分は上等なラムネのような感覚を受けました。また、味のブレもすくなく、どの環境や抵抗値で吸っても均等な味で、安定したリキッドです。

洋梨とココナッツをブレンドしたセデュースの人気かつ看板リキッドとも言うべきリキッド。 梨や青リンゴの持つ独特の青い臭い（植物っぽいというか）あの部分がまず口を満たし、甘みと酸味がぶわっと感じられます。ただリンゴや他の梨系と違うのは非常にしっかりした味であっさりではないこと。 微妙に加えられているココナッツの風味と洋梨ならではの後味が混ざり「重たさ」が生まれていて、それが「おいしさ」に繋がっているのかも。 「梨」ありきで調整された、非常に良くできたリキッドだと思います。 ネーミングのせいか、確かに梨のジュースというより梨のオイルという印象。 なので、言うまでもなく洋梨が苦手な人は絶対だめだと言えます。

シナモンシリアルとバナナ、ココナッツにクリーム。 バナナの甘さに始まり、他のSEDUCE同様独特の青臭さ+シナモンとセットで入り込んできます。 口の中でバナナと混ざってクリーム感とココナッツ感が広がり非常に濃厚なバナナジュースを味わうことができます。切ったバナナをその場でミキサーにいれてくれるお店のジュースのような本物に近い香り。 バナナの余韻の中に今度はゆっくり奥にいたシナモンとシリアルのような穀物の味が顔を出してきます。バナナクリームの余韻に乗っかってくる後味は、至福のまったり感。 最初の青みとシナモンでちょーっとケミカルっぽい感じを受ける点と、口の中に残る長い後味を嫌う人にはマイナスかな？