日本 実店舗限定リキッド Tobacco Gold(タバコゴールド)の口コミ
2017-09-26 11:49:25
ラタキアタバコ
(4 / 5)使用環境:Edge Type R, 0.4Ω, 22w, Ni80 Fused Clapton
このリキッドはリアルタバコ系そのものというフレーヴァーです。
リーパーブレンドが大好きな自分としては、タバコの再現性を常に求めていますが、そう言った意味では再現性はかなり高いと思います。
しかし、このリキッドの芯になるボディーの風味はたばこでも非常にクセのあるラタキアであるという事が好みを別れさせ、賛否両論のもとになると感じますね。
ラタキアは愛煙家でさえダメな人は受け付けないという独特な香りのタバコです。
タバコとしてはオリエンタル葉というよくブレンドされている葉なのですが、それを加工する方法が独特で、発酵させたタバコに、乾燥の過程で燻すという薫製処理を行うのです。
この薫製処理がスモーキーな香りを持たせ、よく日本で言われるのが正露丸の匂いというヨード臭(イソジン消毒液の様な香り)が出てくるわけです。
スコッチウィスキーであればアイラ諸島のウィスキーにあるスモーキーさ。
あちらもモルトを乾燥させる過程でピートという植物や海藻類の堆積物を使って薫製処理の様なことをするので、ウィスキーに煙い香りが残り、唯一無二のクセがある商品になり、これも好き嫌いがハッキリ出る嗜好物となります。
ラタキアはそういったカテゴリーのクセの強いタバコです。
ブルーチーズ、くさや、納豆、高度熟成肉など臭い物には味がある。
まさにそういった住み分けがハッキリと出てしまうフレーヴァーがこのリキッドのキモになってます。
余計な話が多くなりましたが、タバコゴールドは『そういうクセの強さを求める人向け』というラインナップかなという感じですね。
一口吸って美味いと思える人は少ないはずです。
うん?と疑問に思いながらチビチビやっていると疑問の奥に深淵があるという味わいです。
リーパーブレンドならシガー感のトップの後にミドルノートやアフターテイストにこういうものがあると言えるのですが、タバコゴールドはラタキアの後に甘みくらいしか言える事は無いですね。
良く言えばシンプル直球勝負。
悪く言えばクセしか無いという事です。
他の方で灰皿の水という人もいますが、ラタキア好きにとっては苦笑いになってしまいますけど、そこは言い得てるなと思います。
ラタキアは日本ではあまり知名度が無いですが、世界的に見るとタバコの種類としてそこそこに確立しています。
ラタキアの産地はシリアなので、シリア情勢が悪化して吸えなくなると噂になった事もありました(実際はラタキアはイタリアで多く作られてるそうです)。
そういうタバコですから、Hiliqは自信を持ってこのリキッドに異端にして頂点という感覚でゴールドの名を付けたのかなと思いました。
好きな者にとってはゴールドという名も納得できる。
そういったリキッドではないかと感じます。
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