チープなB級感を突き詰めた高品質リキッド

使用環境：いろいろ

すごく良い意味でチープでケミカルな甘酸っぱさを表現しています。メントスと駄菓子屋のラムネと身体に悪そうな謎のセクシーな味のする化学調味料を混ぜたような雰囲気。すごく懐かしい感じ。そしてどこかエロティックな気配…。色で言えば完全にピンクです。

幼い頃の様々な妄想が凝縮され現実と虚構が入り混じった危なげな世界…。東京都庁は実は有事にはロボに変形するんだぜ、とか、あの山の向こうは実は外国につながってるんだぜ、とか。スティーブン・キングとかトマス・ピンチョンの小説みたいな世界…。外国産のお菓子にあるバブリーでケミカルな雰囲気が意図的に表現されています。そしてそのチープさを何かの冗談かのように非常に上質に表現。流石は高級リキッドです。

しかしどうしてこうなったのでしょうか。
製作者は何を思ってこのリキッドを作ったのか非常に気になります…。チープさをそこまで上質に表現する必要があったのでしょうか。はたして辿り着いた印象は正しいのでしょうか…。

外国人のvaperがよくケミカル感の半端ない甘〜いリキッドを吸っているのを見てこれかなと思い購入。これかどうかはわからないけど概ね満足です。基本タバコ系なんで常飲にはならないと思いますが面白いですね。色々な意味でたまに戻りたくなります。

昔にこんな見栄っ張りで甘酸っぱい時期があったなあ、なんて思わせてくれる稀なリキッドです。