shirafu shirazu STOUT(シラフシラズ スタウト)の口コミ
Niijimansky
2018-06-01 21:00:17
2018-06-01 21:00:17
欠乏感からの無限スパイラル
(5 / 5)使用環境:Trton mini (Ni200 温度管理)
最初の一吸いでドライヒットさせてしまったかと思いましたよ。ジュースホールを閉じたままパフったかと慌てて確認したくらいです。
ベプログさんからではなく、先行発売されたショップさんからの購入です。BaksLiquidLabのファンなら有名な、あのブレンダーさんのツイートでこの新作の概要を知っていながらも、上記のように勘違いしてしまうほどの灰の薫り!
(もちろんドライヒットそのものとは違うのですが、それでも勘違いしてしまったのです。)
そしてその灰の酸味!馴染みのあるシラフシはその背後に隠れていました。
スティープが進むに連れて、まず灰の酸味が薄くなり、そして灰自体も主張を弱めていきました。するとバニカスの甘味が立ってきて、ナッツもちらほら顔を覗かせます。さらなる日数の経過でそれらがバランスよく渾然一体と化してゆきました。
これら風味要素の開栓からスティープ進行に伴うバランスの経緯はブレンダーさんのツイートでも解説されておりましたが、これをプランし、そして結果させるベイプリキッドの調合はひとつの表現行為、則ちアーティスティックな仕事なのだと理解させられました。
渾然一体化したスタウト味はニコとの相性もよく(ここにはタール感こそないものの、リアタバには確かに灰感はあったなと思い出しました)、美味しくてダラダラと吸ってしまうのですが、それでも何かが足らないと思い、手元にあるこちらも充分にスティープが進んだオリジナル・シラフシを吸うのです。
ああオレンジ。そしてより濃厚な酒感。
そしてまた何かが足らないとスタウトをチャージ。
ああ灰。
オリジナル・シラフシとスタウトとの無限スパイラルに嵌まったようです。
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