ワコンダ爺の煙

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食べたり飲んだりした瞬間に思い出が蘇ってくる味ってあるじゃない？それが素敵な思い出であればあるほど、その味は素晴らしい物よね。きっと。

吐き出す煙に感じるのは香ばしく焼けたザラメ砂糖と最後に薄く残るタバコ。
この香りは縁日に神社の周りに出ている屋台から漂ってくる綿菓子やベッコウ飴の匂い。そんな匂いを感じながらこっそり悪友達と背伸びして吸ったタバコの匂い。

決して複雑な訳ではなく、寧ろ単純な香ばしい甘さとTark’s独自の乾いた草のようなタバコ感が抜けていくだけ、ただそれだけなのに、目を瞑ってチェーンしていると目を開けば煙の向こうに当時の情景が広がっているんじゃないかと錯覚してしまうような思い出の中で吸った味。

そんな思い出が無いって人でも香ばしい甘さと優しいタバコ感はきっと悪くないと思うわ。勝手な私の妄想なんだけどワコンダ爺が燻らせている煙はワコンダじゃなくて、このリキッドの香りの方がマッチしてる気がするの。ゆったりとVAPEを楽しめる。そんな味。