2013年度&2014年度ECFリキッド大賞フルーツ部門2年連続受賞の実力派リキッド。 ラズベリー、マンゴー、パイナップル、ストロベリーのミックスとのことですが、パイナップルをベースとしたトロピカルジュースっぽく感じました。 かなりジューシーで濃く、非常に満足感の得られるリキッドです。 フルーツ系リキッドがお好きな方はぜひ一度お試しを。

同社のVIRUSに対するアンサーリキッド。 こんがり焼いたアツアツのマシュマロとチョコレートをグラハムクラッカーで挟み、チョコレートがトロンととろけた所を豪快に喰らうというキャンプ料理が「スモア」。 The Cureはそんなスモアをリアルに再現したリキッドです。 甘いチョコレートとマシュマロのトップノート、それらを支えるどっしりとしたボディのグラハムクラッカーのミドルノート、エンドノートに上品に香るローストアーモンドとバニラ。 素材ひとつひとつが活きいきと感じられ、なおかつ絶妙なバランスを持って鼻孔を駆け抜けていく様はなんともエクセレント！ VIRUSに感染してる兄貴もそうでない兄貴にもオススメです。

トップノートに若いリンゴと心地よいメンソール、すぐ後を追うようにしてやや青いグァバとスイカの香り、ミストを吐くとそれらのフルーツが複雑に絡み合い、まるで南国の朝のようなエキゾチックで爽やかなアフターテイストを醸し出します。 リンゴもグァバもスイカも「どストレート」な香りじゃなく「っぽい」にとどまってて、知らずに吸ったら何のフレーバーなのか言い当てるのは非常に困難。 それほど絶妙なフレーバリングによってMORIARTYという一つの味を作り上げてると言えるでしょう。 グァバとスイカがほんの少しクセがあってトロピカルというよりスパイシーなフレーバー。 最初は戸惑うかもしれませんが、慣れるとついついチェーンしたくなる不思議な味です。 メンソールも程よく甘さも控えめ、ワッテージを上げても味がブレないしっかりとしたボディ。 ノンニコをガッツリと肺喫煙するのに向いているリキッドです。

キンキンに冷えたポカリスエットの味がします。 爽やかなグレープフルーツフレーバーにかすかなメンソール。 ちびちびタバコ吸いするよりはクリアロにたっぷりとチャージしてガンガン吸うともう最高です。 シャープでエッジのあるフレーバーですがやや味は薄めかな？

吸い始めにほんのり木苺、すぐ後を追うようにしてビターなシトラス。 それらがミントを初めとした様々なハーブと絶妙に絡み合ってまるでちょっとお高いフレグランスのような香りを醸しだしています。 食べ物や飲み物ではなく香水やシャンプーの香りに極めて近いので結構好みが分かれるんじゃないかと思いますが、ベルモットやペルノなどのハーブ系のお酒が好きな方には「何これ超ウマいじゃん！」となること請け合いです。

甘さはVGのほのかな甘みだけ、ただひたすらハシシフレーバーを追求した硬派なリキッドです。 結構イイ感じに再現されてるのではないでしょうか。 ただしかなり香りがきついのでタンクに入れちゃうと匂いが落ちにくかったりしますので要注意。 ネタ的にはアリですが常飲はキツいかも・・・。

爽やかなレモン味を求めて買うと失敗します。 LEMON KISSは恐らくレモンキッスクッキーなるお菓子をモチーフにしており、フルーツ系ではなく完全にベーカリー系リキッドだと思われます。 プレーンマフィン味とでも言うのでしょうか。One Hit Wonderのマフィンマンからシナモンとアップルを抜いたような味わいです。

スイカのスの字も感じられないです。 いかにも体に悪そうな独特のケミ臭とウリ系野菜の悪いとこだけを持って来たような青臭さのダブルパンチ。 ある意味中華リキッドに対抗できるおぞましさ。 罰ゲームにどうぞ。

古き良き日本の夏を彷彿とさせる傑作ラムネフレーバー。 トップノートに爽やかなソーダ味、ミストを吐きだすとまるでべっこう飴のようなあまーい後味が広がります。 ラムネっていうよりは真ん中で二つに分かれるソーダバーに近い印象。 チープなんだけどそこがイイ。 初心者にオススメの一本です。

ミストを吸いこむとあまーいミルクフレーバー、ミストを吐くとカラメルのような芳しい香りが鼻に抜け、まるでブラウンシュガー入りのホットミルクを飲んでるかのような味が広がります。 若干クセがある後味と海外のミルクリキッドに比べて味が薄く感じるものの、15ml入り1080円という価格でこれほどのミルクフレーバーが味わえるのは正直驚きです。 神風乳業、イイ仕事してます。