アメリカ（と言うより海外）をひしひしと感じるコーヒー味。 あくまで個人的なイメージではあるが、チョココーヒーと言うとコーヒーの苦味の後で薄っすらチョコ味か、チョコ味を前面に出して後味が苦味の強いコーヒーか、くらいに思っていたが終始甘かった。 そういえば、ブラックコーヒーって日本ぐらいしか飲まないんだよなぁ、と思い出した作品。 なので、チョコとブラックのティータイムを想像して吸うべからず。 甘いミルクチョコに砂糖たっぷりコーヒーと思って吸えば、アリだと思う。 甘いのが苦手な私は二度と手を出さない。 しかしながら、甘いのが好きな人も気に入るかは分からない。コーヒーは割と濃いめに感じたので苦手かもしれない。

濃いコーヒーには違い無いが甘すぎる…。 私が求めたエスプレッソに1～2杯の砂糖という正統派エスプレッソには程遠く、どちらかというとベトナムコーヒーやトルココーヒーといった感じ。 思いっきり濃く抽出したコーヒーに砂糖をこれでもかと入れたような味。 甘すぎて、実物のコーヒーでやったらドロッとしたコーヒーになっていないか、というくらい甘かった。 しかし、苦みも確かに感じられるのでトルココーヒーと考えて吸うには良いかもしれない。 が、チェーンは辛い、且つ焦げるのが早い。 ライトユーザーはアリなのだろうか…。

味は想像通り、甘めのアップルにメンソールなのだが…全体的に薄い。 アップルは薄っすら感じる程度、メンソールも強くは無いので、どっちつかずな印象に落ち着いている。 もう少し、どちらかを強くしたら更に良かったのではと思うと残念。 アップル自体は甘味が強いながらも爽やかで熟しきる一歩手前のリンゴを齧ったかのような錯覚を覚える。

レモン好きの私としては非常に裏切られた感が強かった作品。 と、言うのも私の不見識が原因で、レモネードとは甘さが少なく爽やかな物だと思っていただけ。 私が想像していたのはレモンスカッシュで、これはレモネード。 その違いを知ってから、本物のレモネードを飲んで、これを吸ってみたら再現度の高い作品だと知った。 つまり、酸味はほぼ無く甘さが強めのレモン味。レモンシロップやレモン飴と言って良いかもしれない。 レモン味は好きだけど酸味が…という方にはオススメできるリキッド。

個人的な事を言わせていただくと、アップルが好きで柑橘が好きな私にはドンピシャなリキッド。 グリーンアップル独特の酸味交じりのリンゴの香りに甘めのオレンジ（どちらかというと熟した蜜柑の甘さ）が加わって、見事に調和が取れている。 この組み合わせは鬼門か、と思いつつ挑戦してみたが、一口吸ってみればなんの事は無い。 これまでの自分の常識が覆された。 リンゴが前面に出ているので爽やかで、適度な甘みがあり、それでいて且つくどくはない。 オレンジ系を求めて吸うのであれば、違うリキッドの方が良いが、アップル系リキッドの派生形と考えて吸えば、きっと気に入るはず。

リキッドとしては完成度は高め。アールグレイのような柑橘に紅茶の香り…。 までは良かったのだが、如何せん全体が薄い。 紅茶に1～2滴、レモン汁を垂らしたような未完成レモンティーと言った所。 本物のアールグレイが好きで飲みなれている人はガッカリするのでは無いかと思ってしまう。 ただ、そういうリキッドだと思って吸えば、クセが少なめで吸いやすい良いリキッド。

今でも余り出会えない酸味が強めのレモンと強めのメンソール。 皮の苦味は感じられなかったので、レモンの皮が好きな人には少し敬遠されるかもしれないが、大衆向けの味。 メンソールは強めだが強すぎない絶妙な所で非常に吸いやすくチェーンでも飽きない逸品。 元々、柑橘類は好きだが、柑橘リキッドで言えば最初にハマったリキッド。 完成度が高く、VAPE DUDESで最初に吸ったリキッドであり、買っていた頃は最後までリピートした。

ライムのフルーツ感を期待しているなら、避けるべきリキッド。 ライムの苦味や酸味は薄く、甘さの方が目立つ。と言うより甘すぎ。 KEY LIMEと言えばメキシカンライムの事だが、メキシカンライムは酸味が強いライムで、このリキッドはインド産のライムに近い。 端からインドライムと言われていれば高完成度であっただけに残念。 甘いライムが好きなら試してみる価値はあり。

かなりリアルなレモンリキッド。 レモンの皮を剥かずに齧った感じの味で、まず最初にガツンと来る強い苦味、遅れてレモンの強い酸味、最後に薄っすらと分かるか否かの甘み。 よく熟したシチリア産のレモンを完全再現。 ただ、苦味が苦手な人には決して受け入れられないと思われる。 もう少し、苦味を抑えても良かったのでは無いかとも思う。

VAPE DUDESのリキッドの中で最も好んで吸っていたリキッド。 画像の通り、爽やかなグリーンアップルが前面に出ていて、遅れてくる僅かな酒っぽい香り。 もしかしたらマティーニにグリーンアップルシロップを混ぜると本当にこんな味になるのかもしれない。 更に焦げにくくチェーンもしやすい。更にメンソールを足しても良かったかもしれない。 リンゴ系リキッドでは一つの完成形。 甘さは抑えめにフルーツ感を強く、酒独特の香りと若干の苦みをもって全体がまとまっている。