知人のrdaアトマで試飲の印象です。 とてもはっきりしたタバコ感。タークスのサトリに似たようなザラザラした雰囲気。かなり草っぽいです。クリーム感は強め。このレビューを書こうと思って商品説明を見るまでコーヒーがいることに気が付きませんでした。 タバコ感とクリーム感がかなり分かりやすく分離しています。一つリキッド吸っているというよりクリームとタバコのリキッドを同時に吸っているかのような雰囲気です。他の味に干渉されずタバコ感がここまで前に出てくるのは珍しいような気がします。この分離感は好みが分かれそうですね…。 きちんと作られたリキッドだなという印象を持ちました。

VCTの愛飲者ですがやはりセクシーですね。味わうとリゾートにいるかのような気分になれます。 VCTが南国のリゾートの日暮れのイメージであればこの子はもっと夜のイメージですね。まだ夜も更け切らない、まだ楽しみたい人だけが残るような束の間の静かな時間。 自分の時間を楽しみたいので人とは距離を保ちながらも微かな期待も抱いているようなそんな時間。 テイストは基本的には当然ながらVCTの延長にあります。吸った瞬間は、味やアダルト感やセクシーさと言った方向性は同じながらもVCTにあった陽性な部分は影を潜め、ちょっと地味かも、と思いましたが時間が経つにつれ商品説明の通りVCTにはない熟成された落ち着きがあることに気が付きます。 自分にはVCTの上位互換というより並列したVCTのバリエーション違いのリキッドに感じました。特に味に優劣は感じません。なのでここまでの価格差があるのはちょっと残念ですね。もっと気軽に楽しめれば、との思いも…。まあ、これはメーカー側の手間暇の問題なんでしょう。個人的にはノーマルVCTがこの子の値段でも買ってしまいますが…。ニコリキとの相性はこの子の方が上です。 味的にはバニラやナッツやらタバコと言われていますが、その他の同じ商品説明のタバコ系リキッドとは明らかに異るVCT味としか言えないような個性があります。吸った瞬間景色が変わる稀有なリキッドの一つです。 これはもしかすると相性なのかもしれませんね。 この子達を吸うと不思議と満ち足りたような気持ちになります。まるで南国の夜のバカンスがまだ続いているかのような気分です。

吸った瞬間景色が変わりますね。すごく清潔感のあるヨーロッパの山並みが見えます…。一手間加えて食用にしたものではなく直のハーブ、むせ返るような野草の印象。ハーブやらリキュールやらバニラやらナッツやら複雑ながらも渾然一体になっておらず個々に主張があります。ハーブも一種類ではありませんね…。こいつは凄えな、って言うのが第一印象です。 ハーブもありながらメンソールも多少入っているようで清涼感があります。メインはとにかくハーブです。そこにバニラやリキュールやナッツが隠し味でバランスを整えていますがこの食用に調整されていないハーブ感は好みが分かれるところでしょう。 以前スパイストレーダーのレビューでは触れましたがハーブのようなスパイス系は元の食材とのバランスで力を発揮するものなのでメインの食材がない状態で主張されると癖が強過ぎるかもしれません。 リキッドのクオリティは迷いなく星5ですが味が好みかと言われれば難しく味に関しては星3と言ったところでしょうか。食用に合うわけでも香水などにも合うわけでもなく何に向けてのハーブなのか見えてきません。そう言う意味では生のハーブなんでしょうね。間を取って星4ですね。 今まで吸ったリキッドの中で最も複雑なリキッドの一つです。ハーブ畑に顔から倒れこんだかのような生々しい再現度。意識が高過ぎるリキッドです。

吸った瞬間、うほっ、てなりました。色々な意味で濃いです。ミルクの再現度が凄いですね。濃厚過ぎて軽く乳牛の体温まで感じられそうです。ある意味実物のミルク以上にミルク感があるとも言えます。バナナも軽く効いててここまでは凄い良いんですが…。 ミルク感に比例して生々しさみたなものが凄まじいです。この生々しさが個人的には駄目。生臭いの一歩手前くらいの雰囲気か。リアル感は出ていいけれど。やり過ぎでは…。もう本当に搾ったばかりのまだ温かい牛乳をバケツから飲んでいるような雰囲気ですね。 ミルクとバナナの美味しさをこの生々しさが消し去ってゆきます…。

これまで吸ったリキッドの中ではマックスお酒感があります。これは凄いですね。バーボンピーチなんて目じゃありません。しかし残念なからお酒感を追求し過ぎてなのか、お酒感を通り越してちょっと薬用のアルコールのような雰囲気もあり美味しいかと言われれば微妙な感じです…。 タバコ感はお酒感に圧倒されて個人的にはほとんど感じらませんでした。 お酒感は他のどのリキッドよりも感じられるので凄いことはわかるのですが味が好みに合いませんでしたね…。 お酒系リキッドを作る為に足すのはありかもですね。

ピーナナからバナナを引いた感じです。印象はピーナナと変わりません。このブランドの持つ特徴でしょう。以下はピーナナとほぼ同じです。 上品なリキッドですがグラハム、ナッツ、バニラなどそれぞれの主張が弱く何を言いたいのかが分からなくなっているように思います。バランスが良いというよりナッツと言われればナッツだしバニラと言われれてばバニラだし、みたいな当たり障りのない主張の仕方で良く言えば優等生、悪く言えば八方美人のような気がします。バニラ・グラハム・ナッツ味もするけど最終的にはクリーム、みたいな落ち着き方で味にメリハリを感じません。まあ、そこを狙っているのかもしれないし、そういう渾然一体としたテイストが好きな人には良いかもですね。 ジャケはお堅いブランドみたいな高級感があって好きですけど。

バナナ系の常飲リキッドを探している時に出会いました。上品なリキッドですがバナナ、ナッツ、バニラなどそれぞれの主張が弱く何を言いたいのかが分からなくなっているように思います。バランスが良いというよりバナナと言われればバナナだしバニラと言われれてばバニラだし、みたいな当たり障りのない主張の仕方で良く言えば優等生、悪く言えば八方美人のような気がします。バニラ・バナナ・ナッツ味もするけど最終的にはクリーム、みたいな落ち着き方で味にメリハリを感じません。まあ、そこを狙っているのかもしれないし、そういう渾然一体としたテイストが好きな人には良いかもですね。 ジャケはお堅いブランドみたいな高級感があって好きですけど。

naked タバコ三部作の中では一番バランスが良いです。全体的に何かが飛び抜けて主張してくることがなく良い意味でリキッドの味に集中する必要がなくのんびり吸えます。 ユーロブレンドの名前の通りヨーロッパの街並みにあるような知的で都会的で抑制されたタバコ味です。 ほんのりとした甘みとタバコの中に単体では感じとれないような非常に微かなハーブのようなフルーツのようなさりげない味付けがあります。 タバコというより、茶葉感がすごく強くて隠し味程度にフルーツやハーブ感のある紅茶、と言った方が近いのかもしれません。

キューバシガーということで色々期待していましたが思っていたのとちょっと違いましたね。本物のキューバシガーを吸ったことがないので勝手なイメージでしたが。ヘビーでスパイシーでスモーキーみたいな味を想像していました。 この子でメインになるのは穀物感ですね。乾き切った藁とか麦などの大地の味がします。さすがはキューバ。農業国と言った雰囲気です。ただそれに比べると葉巻感やスパイシー感は薄く、あれれ、って感じです。あとすごくライトな味の出方です。 余談ですが、キューバシガーを諦められなかったのでThe Perfumer’s Apprenticeのタバコ香料のCubano Typeを購入し色々なものに投入してます。こちらの方が穀物感を抑えながらもよりシガー感とスパイシーさがあり良い感じです。今はバーボンピーチに2、3滴落としてますがフルーツハーブシガーのような味になり気に入ってます。

全部抑えが効いていますが、甘くて、濃厚で、スモーキーです。葉巻より甘さが前に出る雰囲気で甘さも添加物系の甘さというより蜂蜜などから抽出したようなオーガニックよりのジューシーさを感じます。暖炉の前で甘いものが好きなお爺ちゃんが燻らせているようなイメージです。酒感はお酒というよりお酒の入っていたオーク樽感のように思います。葉巻感は若干弱めです。 個人的にはVCTを吸った時と同じくらいの良い印象でした。VCTのバニラをオーク樽感に変えればこんな感じになりそうな気がします。とは言えVCTのプリイベートリザーブとは異なります。あのグルマン系のセクシーな要素はありません。ということはやっぱ違うのか。 唯一ネガティヴな点は量が一択で多過ぎる点ですね。量が半分で3000円くらいでも良かったんじゃないかなと思います。買う時に非常に躊躇します…。とは言えこの美味しさでこの量でこの値段はありがたいことなのかもしれませんね。