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欠乏感からの無限スパイラル

shirafu shirazu STOUT(シラフシラズ スタウト)BaksLiqui ...の口コミ

5 out of 5 stars (5 / 5)

最初の一吸いでドライヒットさせてしまったかと思いましたよ。ジュースホールを閉じたままパフったかと慌てて確認したくらいです。 ベプログさんからではなく、先行発売されたショップさんからの購入です。BaksLiquidLabのファンなら有名な、あのブレンダーさんのツイートでこの新作の概要を知っていながらも、上記のように勘違いしてしまうほどの灰の薫り! (もちろんドライヒットそのものとは違うのですが、それでも勘違いしてしまったのです。) そしてその灰の酸味!馴染みのあるシラフシはその背後に隠れていました。 スティープが進むに連れて、まず灰の酸味が薄くなり、そして灰自体も主張を弱めていきました。するとバニカスの甘味が立ってきて、ナッツもちらほら顔を覗かせます。さらなる日数の経過でそれらがバランスよく渾然一体と化してゆきました。 これら風味要素の開栓からスティープ進行に伴うバランスの経緯はブレンダーさんのツイートでも解説されておりましたが、これをプランし、そして結果させるベイプリキッドの調合はひとつの表現行為、則ちアーティスティックな仕事なのだと理解させられました。 渾然一体化したスタウト味はニコとの相性もよく(ここにはタール感こそないものの、リアタバには確かに灰感はあったなと思い出しました)、美味しくてダラダラと吸ってしまうのですが、それでも何かが足らないと思い、手元にあるこちらも充分にスティープが進んだオリジナル・シラフシを吸うのです。 ああオレンジ。そしてより濃厚な酒感。 そしてまた何かが足らないとスタウトをチャージ。 ああ灰。 オリジナル・シラフシとスタウトとの無限スパイラルに嵌まったようです。

Niijimansky

2018/06/01

草感のありかた

ELK(the gentleman)(イーエルケー ザ ジェントルマン)BaksLiq ...の口コミ

4 out of 5 stars (4 / 5)

発売初日に某ショップにて購入。 開栓したてでは、夏の日盛りの草いきれのなか、背を屈め、目を凝らし(鼻を利かせて)進んでいくと「ああ、こんな暑い季節にもかかわらず、まだいたんだ!」と、一粒の苺を発見するような趣でした。 このままですと続けて吸うには辛いものがありますが、そこは慌てずに様子をみることにしました。 そして数日。苺と草のバランスはとても好いものに変わってきました。(シラフシでも経験したことなのですが、あくまで数日ですのでこの劇的変化にスティープが進んだとは思えないですし、クリアロのコイルそのまま、セッティングもそのまま。後日コイルを新品に変えても印象そのまま。脳内変換?) わたしは元喫煙者ですが、シガーもパイプも嗜むことはなかったので、この草感覚がそれらのものと比べて如何なものか判断することはできませんが、少なくとも夏の草いきれに比べれば、このバランスありきならば美味しくチェーンできています。 然し乍ら、シラフシやフィーカのように常に手元にストックしておきたいか問われれば否やで、また吸いたい気になったときリピートしたいと思うに留まるまでです。 よって☆4つとしていますが、あくまで☆3.5くらいの評価であります。

Niijimansky

2018/05/03

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