人にオススメを聞かれた際、サブオーム主流となった環境において、中途半端なものを薦めたりMODやアトマを違うものを組み合わせたりして人に薦める必要がなくなったという偉大な功績を持っているスターターだと思います。 SUBTANK　miniの味の良さや扱いやすさは言うまでもないですし、MODもわずらわしい部分がなくて説明も最小限で済みます。教える必要があるのは電池の入れ方と電源の切り方ぐらいだと思います。 TOPBOXも良い物ですが、あちらは温度管理があるのでやや複雑かと思います。

サブオームのタンクをいろんな会社が出す前にリリースされた1.0以上のコイルを搭載したアトマイザーですね。 味の美味しさと、デザインの怪しさ（中にリキッドが入ってる姿はヤバげで個人的にすごく好きです）が特徴ではないでしょうか。 ドローはまぁまぁ重めですが、扱いやすく、オームを低めに攻めたほうが美味しいリキッドを除けば、かなり安定して楽しめます。締めすぎたり放置してると開けるときすごい固いわガラスだわでつらいので、工具用の滑り止めのついた手袋を持っているとより幸せになれます。

見た目がシンプルだけどかっこいいと思います。二重構造になっているのでドローの調整がモロに出たりします。空気が入る量が多いのか、ちょっと味がもやっとしてる部分があります。内部は狭くカバーもギリギリを攻めるので、ビルドがけっこう面倒なので味的に割に合わない感がある気がします。（自分がビルド下手なだけかもしれませんが） 問題は二重構造とそのパーツの固さで、下部のリキチャを拒むようなガチガチ感と、その割りに簡単にはずれる上部のバランスがなんともいえないです。内部のカバーのOリングをひとつはずし、ワセリンを塗るなどして組み立てるぐらいでちょうどいいです。

フルーツの酸味と甘みが非常においしいリキッド、なのだけど一言でなんの味かとはなかなか言いづらい味。 吸ったときはキャンディーのようで、柑橘系とベリーの爽やかな香りがとても気持ちいいです。奥にイチゴミルクがいるのか、後味はそこはかとないミルク感が残ります。 ベリーのミックスであることもあり、エナジードリンクなど飲料のような感じ方もあり、かなり微細な配合と調整がなされているのではないかと感じました。

かなーり濃厚なピーナッツを初めとした、多様なナッツをペーストにしたものを吸っているような感覚に陥るリキッドです。 ナッツのもつ甘みとしてリキッドの甘さは前に出てくるのでいやらしくもなく、ビターなピーナッツの香りが好きな人はとてもいいかもしれません。アーモンドなど他のナッツは「いるかな？」程度です。 難点をいえば後味にいやらしさがすこしあることと、1回吸ったら満足してしまうことかな

喫茶店でアイスコーヒーを頼んで、それにミルクとガムシロップを入れて飲んだ時の味、まさにそんなかんじで、変に飾りっ気がない故にガツンと明確な味です。 驚くべきはこれまでコーヒーの味を感じづらかった自分でさえ驚くほどの「コーヒー豆」の香り。 口の中にミルクのまろやかさが通り、濃すぎない甘さが口に残ります。 香りは濃厚ながら甘さ自体はあっさりしていて、お菓子的な感じが薄いので本当にコーヒーを飲んでいるように楽しめます。 ただ繊細な表現故に他の強烈なリキッドに印象で負けているのか、素直すぎるのか、どこか物足りない感じもあります。

甘みは十分、メロンのかんじもそこそこ出てます。ただ、後味のキュウリ臭がすごいです。キャンディーの様な甘さと濃厚なメロンシロップ臭いが口を抜けて、そのあとキュウリ。 絡みつくような甘みは見事だと思いますが、そのあとキュウリ。 キュウリずっといます。 とはいえメロン感もあるのですが、しかしどうなんだこれ、まずくはないけど全然美味しくないぞ。ハネデューなので、瓜のかんじはかなり出てるとおもいます。ハネデューメロンってこんなにキュウリ臭いのかな？ 自分には合わなかったリキッドです。とはいえ味ははっきり出ていて、このキュウリ臭が平気な人は好きみたいです。ただ吐いた臭いが本当キュウリなので一緒にいる人の評判は悪いです。

紅茶の風味、後味の出来がすごいです。 ミルクティー味のキャンディというかんじの甘みですが、再現度は高めです。 ただ、自分の環境だと大丈夫ですが、環境によってはミルクが弱く味がうすくかんじました。よく言えば上品だけど、悪く言えば薄く感じるかと。

赤ぶどう酒というだけあって、グレープキャンディーというだけでなく、渋みや苦味にちかい「エグさ」があります。 とはいえダメなわけでなく、それのおかげで甘すぎず、飽きることなく吸えるようになっています。 この癖が人を選ぶとは思いますが、個人的にはヒット。けっこう気に入ってます。

ラズベリーと紅茶風味ということで身に余るお洒落な味です。 ラズベリーの酸味のある甘みと紅茶の後味らしい渋みがマッチしていてすごく良い香りがします。 味という面でいえば抵抗値やワット数でぼやけた味になりがちで、すこしポイントを探すのが悩ましいリキッドかもしれません。ベストポイントを見つけると嬉しくなるリキッドでもあります。