農夫の一服

使用環境：ノーチラスミニ kayfun mini v3

平和ですね。大自然の味がします。風に揺れる黄金色の草原。毎日何も変わらない農夫の生活。家畜と同じペースで進む時間。

自分が初めにイメージしたのは秋の終わり頃にあるカラカラに乾いて黄色くなった草原の草を吸ったらこんな味かな、ということ。実際吸ったら全然違うとは思うけど。あくまでもイメージです…。

味的には草を燻したような穀物の香り。少し尖ったような辛味があります。穀物感はバッファロービルより荒々しくザラついた印象。タバコ感はちょっと強め。
方向性はhaloのパイレーツクリードと似ていますが、パイレーツクリードが綺麗に整理され蒸留された後のちょっとアロマな製品だとすると、この子は蒸留前の地ビールならぬ地タバコのような雰囲気。パイレーツにあるようなどこか濾過された後のようなオシャレで色気のある雰囲気はありません。まあ、今は地ビールも非常に洗練されていますが…。
パイレーツから蜂蜜感を除いて野生化させたかのような雰囲気です。

個人的はvapeのタバコ味はお酒に合って欲しい気持ちがありますが、この子はお酒のは場というより農作業の合間に一服するような田舎の雰囲気があります。

とてもオーガニックで渋いタバコ味ですが渋さに酔っていない潔さがあります。ちょっと潔過ぎて面白みに欠けますが…。自分的にはもう少しナルシスト気味に酔っていてもいいかなーと思ったり思わなかったり。すごく真面目で正直な雰囲気のタバコ味です。