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バッテリーについて
電子タバコ(VAPE)の製品にはバッテリー内蔵型と入れ替え可能なものがあり、共にリチウムイオンバッテリーを使用しています。
入れ替え可能な製品の場合、使用できるバッテリーは限られており一定の知識(主に電池・電流等に関するもの)が必要になってきます。
※家電量販店などで売っている電池では使用できないので注意が必要です!
製品にもよりますが、どちらも機能面・操作方法については基本的に同じようなものが多いです。
バッテリー(MOD)のメリット・デメリットを紹介したいと思います。
内蔵型 | 入れ替え型 | |
メリット | ・比較的小さめのものが多い ・バッテリー知識・管理が簡単 | ・バッテリー寿命⇒電池交換で対応可能 ・拡張性の高いMODの種類が豊富 |
デメリット | ・種類が限られてしまう ・バッテリー寿命⇒MODの買い替え | ・BOX型が主流なのでサイズは大きめ ・電池の知識がないと事故につながる可能性がある |
こんな方にお勧め | ・手軽に電子タバコ(VAPE)を楽しみたい ・細かい知識を覚えるのは苦手 | ・特定のMODを使用し続けたい ・色々な事をやってみたい(勉強は必要です!) |
いずれも使用頻度及びバッテリー性能によりますが、300~500回程度充電を繰り返すと寿命が来ると言われています。又、内蔵型バッテリー・入れ替え型バッテリー共に、放電容量(○○mAhの表記)が製品概要に記されており、この数値が大きいほど使用できる量が増えます。使用頻度が高くなりそうな方は1日持たせるのであれば、2000mAh以上のものを購入されることをオススメします。
バッテリー内蔵型のMODについては、電池単体の知識はそれほど必要なく初めての方でも、比較的手軽に楽しむ事ができます。バッテリー入れ替え型MODについては、VAPE(主に電池・電圧等に関するもの)知識が必要ではありますが、拡張性が高く多くの製品を楽しむ事ができます。
それぞれにメリット・デメリットはありますが、最終的にはご自身の好みになってくると思います。
バッテリーの充電方法・注意
初めて電子タバコ(VAPE)を購入する場合、スターターキット(内蔵型・入替型)を購入すると思います。
販売しているスターターキットはUSBケーブルのみ付属しているケース多く、お手持ちのACアダプターを使用するか購入及びPCなどで充電することになると思います。
スマートフォンの充電器で充電することもできますが、その際に気を付けなければいけない事があります。
電子タバコ(VAPE)のバッテリーのほとんどが5V1A対応の製品が多く(機種によっては急速充電対応)、スマートフォンの急速充電などの2Aには対応していない事があります。
対応されていない充電器を使用すると、バッテリー破損の原因になるほか、爆発などの重大事故になる可能性がある為、必ず確認してから使用するようにして下さい。
また、電子タバコ(VAPE)のバッテリーは一般的な電池と比較すると高出力で大容量となっていますので、ゆっくりと充電する必要があり、正しく使用していれば問題ありませんが、取り扱いの際には十分な注意が必要です。
バッテリーの種類・選び方
電子タバコ(VAPE)を使用する上でバッテリー選びは重要です。
なぜならば、バッテリーは電子タバコ(VAPE)を使用する上で、安全に関わる最も重要な要素だからです。
電子タバコ(VAPE)にはリチウムイオン電池を使用します。
家電量販店で販売されている電池と大きく異なる点は、これらのバッテリーには保護回路がついていません。
通常の市販電池は発火や爆発の危険性を抑えるための保護回路がついていますが、電子タバコ(VAPE)の場合はこういった保護回路のついていない電池を使用する為、注意が必要です。
リチウムイオン電池と言っても種類があり、主に電子タバコ(VAPE)で使用されているものが
・ICR(リチウムイオンコバルトチャージブル)
・IMR(リチウムマンガンチャージブル)
・INR(リチウムニッケルリチャージブル)
などの製品です。
聞きなれない電池かもしれませんが、パソコンやスマートフォンなど私たちの身近な家電製品に使われています。
一般的に電子タバコ(VAPE)ではIMR・INRが使われており、ICRについては基本的には使用しない方がいいとされていますが、電子タバコ専門店で売っているICRについては必ずしも危険という事はありません。
しかし、どのリチウムイオン電池にも言えることですが、使い方を間違えれば危険であることは変わりません。
安全に使用する為には正しい知識を身に着ける必要があります。
詳しくは「バッテリーの特性」をご覧ください▼
バッテリーの特性
バッテリー表記の見方
バッテリーには様々な表記がされています。
上記の画像から以下の情報が得られます。
➀INR18650
➁3.6V
➂2500MAH
➃20AMP
➀INR18650
リチウムニッケルリチャージブル
18=直径 18mm
650=長さ 65.0mm
となります。
直径、長さに関してはメーカーによって多少の誤差があります。
➁3.6V
3.6Vの表記は平均的に常時出力される電圧値です。
18650バッテリーの最大は満充電時に4.2Vです。
使用していけば電圧は少しずつ下がっていきます。
➂2500MAH
2500MAHはバッテリーの容量を示しています。
この数字が大きくなればなるほど、バッテリーの持ちが良くなりますが電流値は小さくなります。
➃20AMP
20AMPはバッテリー一本での最大電流値です。
この表記は公称値であり、
最大連続放電量(連続使用可能な最大電流)
と最大パルス放電量(瞬間的に放電可能な最大電流)
が設定されています。
電子タバコ(VAPE)は連続放電ではないので、電子タバコ(VAPE)ではパルス放電流と覚えて下さい。
最大電流値が大きくなるほど低抵抗のアトマイザーに対応していくようになります。
オームの法則との関係性からアトマイザーにあったバッテリーの選び方
バッテリーを選ぶ際はオームの法則を理解する事が必要不可欠となります。
先程のバッテリーの表記から順番に計算していきます。
まずはこのバッテリーがどこまでの抵抗値に耐えられるかの計算です。
電圧(3.6V)÷電流(20A)=電流=抵抗値(0.18Ω)
となります。
この計算で算出された抵抗値はバッテリーの限界値のようなものなので、
この抵抗値でバッテリーを使用すると発熱や発火などの危険性があります。
算出された抵抗値+(0.2Ω)のコイルの使用をすすめます。
次に決めた抵抗値のコイルに流れる電流を計算します。
※0.4オームで使用する想定での計算になります。
電圧(3.6V)÷抵抗値(0.4Ω)=電流(9A)
9Aは許容範囲なので安全に使用できる数値と判断できます。
これらの計算方法を最初に理解し、
「自分がどれ位の抵抗値を使用したいのか」
でバッテリーを選ぶのがおすすめです。
バッテリーの廃棄方法
基本的には家電量販店や電子タバコ専門店に持っていけば廃棄できますが、
近くにない場合は自治体それぞれの方法に従って廃棄して下さい。
バッテリーは物理的な衝撃があると発熱や爆発、発火の危険性がある為、
くれぐれも燃えるゴミなどと一緒に廃棄しないで下さい。
バッテリーが発熱した場合の対処方法
使用時に発熱した場合にすぐにアトマイザーまたはバッテリーを外して下さい。
発火してしまった場合は、慌てずに水は絶対にかけないで下さい。
水をかけてしまうと激しく発火しますので乾燥砂をかけるようにして下さい。
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